第12話 湧き起こる衝動
お久し振りです\( 'ω')/
国王との顔合わせを終えた俺達はそのまま食事をとり、各自部屋に戻った。国王達は城に戻るらしい。
ここの食事はかなり豪華で、元一般庶民な俺はかなり恐縮しながら食べた。食べた事のない程ふわっふわで香ばしい匂いがするパン、柔らかく、溶ける様に消えていくステーキ、野菜の旨味が凝縮されたスープに、フルーツたっぷりのタルト……。今思い出しただけでもよだれが垂れそうになってくるぜ…。しかもあれを毎日三食食べれるなんて、なんて幸せな生活なんだ!!
まぁ、たまに王族に会ったりとか、お祭りとかのイベントに参加したりとかしなきゃいけないんだけどね。
お忍びで露店とか見にいけないかなぁ…今度フィオナに聞いてみよっと。
夜も遅いしそろそろ寝ようかと思ったんだが、なんかムズムズする…。窓の外の暗闇が凄く気になるみたいなんだ。
確か鴉は夜行性じゃ無かった筈だけど……んんん!もう我慢出来ない!
俺は衝動的に魔力を操って窓を開け放ち、空に身を投げた。
両翼を大きく広げ、ゆっくりと羽ばたいていく。
━━風が気持ちいい。
完全に日が落ちた暗闇の中、俺は高ぶる気持ちを抑える事無く、夜が明けるまで思う存分飛翔した。
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