第27話
最近、満の帰りが遅い。
以前は必ず家で取っていた食事も、外で済ませてくる事が多くなった。
外食になる時は連絡をくれる様に言っても、それ守られる事もマチマチで…少し前迄そんな事何てなかったのに。
彼女でも出来たんだろうか?
しかし、「彼女出来たんなら家に連れて来い、紹介しろよ」の一言が何故か言えないでいた。
何故だろう、この家に、満の恋人なんて入れたくない。
自分勝手な嫉妬が自分をまとっていた。
PM9:00
今日ももうこんな時間が、この数時間時計を何度見たか分からない。
こんなに自分にとって傍らにいてくれる満の存在が大きかったのかと思い知られていた。
また本日何十回目であろうか、時計に目をやったときだったー。
ガチャンっ…!
満だ!
玄関の開く音がした。
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