第7話
ふー。
俺は湯船に浸かると、一息ついた。
温かいお湯に全身が包まれて一日の疲れが取れるのを感じる。じっと目を瞑り、俺はいつもの様に起こりえもしない妄想にふけっていた。
俺が風呂に入っていると、窓からこっそり兄貴が俺を覗いている。湯気で良く見えない為、目を凝らして俺の身体を舐め回すように観察している。俺はそんな兄貴の行為に気付きながらも、素知らぬ振りをして湯船から上がり、洗い場で身体を洗い始める。左手から洗い始めた手は最終的には局部にたどり着く。更に兄貴は目を凝らして俺を見ているのだ。
ここまで妄想した所で、自分自身の身体が反応している事に気付いた。
俺は自身をそっと慰めた。
はぁー。しょーもな。
俺って変態だな。
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