第3話

我が家に着いて中に入ると、満がテレビを見ながらソファーで横になってくつろいでいた。



「満、制服のまま横になったら皺になるぞ、着替えなきゃ…」


そう話し掛けると満は振り替えって僕を見た。


「兄貴、顔真っ赤。にやけてるし…アオカンでもしてきた?」



「///////…な、なに言ってるんだよ!!!山科に失礼だろ!」



「図星か…いいねー、俺にも誰か紹介してよ。」



そう言い残すと、満は少しムッとした顔をしながら、二階の自室へそそくさと行ってしまった。



「ごめんね、唯。満が変なこと言って。」


「いいの、気にしないで。さっ、カレー作ろう。」



唯は優しい。それに比べて、満は…たくっ。

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