第4話 いつもの終わり

カンカンカンカン……。


街に鐘の音が響き渡った。


ある者は外に飛び出て

ある者は家屋に飛び込み

ある者は走った。


「お嬢様!!」


付き人として、紳士としてあるまじき行為をしてしまった、などと考えている暇などなかった。

少女も、仮にも女性である自分の部屋にノックもなしに入るなど、と叱る暇もなかった。


「ねぇガレイどうなっているの、街は何があったのわ私生まれてからここに住んではいるけれどあの鐘がなったことなど、」

「落ち着いてお聞きください!!」



少女は目を見開いた。

彼から出た言葉を聞いて。

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