第9話未来

咲は、しぶしぶ愛に連れられて体育館に来た。


「よう!デカいや、桜井!」


昇は、咲に声をかけた。


「今日から、ハードトレーニングよ。昨日、考えてきた。」


ノートを咲は、直也に渡した。


直也は、パラパラ見て


「お前、ドSだな…。」


と言った。


「不満ですか?」


「いや、桜井、スゲーよ。」


「どれどれ」


と大輝はノートを見て笑った。


「桜井さん、全国狙うつもり?」


不思議と大輝は笑うと彼に似ていた。


胸が締め付けられる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る