第7話平等に

愛は、放課後、体育館に咲を引っ張っていた。


いざとなると咲は逃げるクセがある。


「ちょっと、待って!心の準備中!」


「そんな事言ってたら日が暮れる!」


愛と咲は、やっと体育館に到着した。


ボールが床を弾ける音が体育館を支配していた。


「よう!デカ女!」


昇が嫌味っぽく大声で言った。


愛は、咲を止めようしたが遅かった。


「朝日君。今日からよろしくね。」


と咲は、笑顔で言った。


愛のマニュアル会話を咲を会得していた。


【男の子には、平等に接してね。】


【え?サルにも?】


【うん、サル君にも。】


咲は、昇と握手した。


「これからよろしくね。」


「お、おうよろしく。」


昇は、動揺していた。

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