第5話イケメン

ちょっと!チビザルを副キャプテンならちゃんと教育しなさいよ!」


大輝に、咲は言ってしまった。


「ごめんね。」


ごめんねと少し困った顔も素敵。


「咲、謝ってるんだからそんなに怒らないの。」


「だってさ…。」


大輝は、頭をかいて頭を下げた。


「ところで、二人はバスケ部に入るの?」


「はい。わたしはマネージャーとして。」


愛は、答えた。


「えっと…うちの学校は女子のバスケ部は無いよ。」


大輝は、チラッと咲を見て言った。


「ふーん、バスケットなんてやらないし。」


咲は、ツンツンしながら言った。


「じゃあ、二人共、マネージャーだね。放課後待ってるよ。」


キラキラオーラを残り香にして大輝は階段を上って行った。

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