第4話男の子
「殺す気か!このデカ女!」
「うるさい!チビ!」
昇と咲は、にらみ合いをした。
「まぁまぁ、同じバスケ部になるかもしれないんだから仲良く。」
愛は、二人を何とか押さえた。
「須賀先輩が、スカウトしたんだから少しは素質はあるんだろう。」
そう言い残して昇は、廊下を走って行った。
「何よ、あのチビザル。」
咲は、不機嫌な顔をした。
「ケンカは、ダメだよ、咲…。」
「悪かったね、サルが迷惑かけて。」
咲の身長を軽く越える長身のイケメンが現れた。
「俺は、バスケ部の副キャプテンの田中大輝です。」
優しい笑顔にキラキラオーラ。
一瞬で咲は、惚れてしまった。
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