第3話女の子

「お前ら二人が須賀先輩が言ってた凸凹コンビか?」


いつの間にかチビな色黒男が愛と咲を見ていた。


「あぁ!誰が凸凹コンビなんだよ!」


咲は、男の胸ぐらを掴んだ。


「ストップ!ストップ!俺は朝日昇って言ってバスケ部のポイントガードなんよ。」


「だから?」


「だから、首絞まる!」


「咲!離してあげて!」


愛が、二人の間に入った。


やっと解放された昇は、首筋を触ってゲホゲホと咳をした。

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