中二病で引きこもりなす主人公、黒野剣。
ひょんなことから、謎のアプリ「ニイトゲエム」に参加することになった。
どんなゲームか、それは敵を倒せばリアルマネーが手に入る。
おいおい、そんな夢のようなゲームがあるのかよと思うVRMMOゲームが今作品のテーマになっている滅茶苦茶面白い作品になっています!
「読む作品」というよりかは、読者が「つい読まされてしまう作品」という印象を受けました。それほどまでに、文章力が高く、感情移入しやすい物語になっているんですよ!
色んな意見はあると思いますが、やはり「ニート」という社会的立場。
そして、主人公の性格が個人的に好感が持てました!
主人公はこうでなくちゃ!というユーモアやセンスを感じるので、キャラ自体にも好感が持てました!
とっても面白い、というと陳腐な言葉に聞こえるかもしれませんが、本当に展開も秀逸なので、ぜひご覧あれ!!
初めまして!
弥陀山戦のところまで読ませていただきました。
まず最初に、文章を書ける人だなと言う印象を受けました。
細かい心情や設定、情景描写。作者自身の思い描いているものを形にできる実力があります。
その為、読み始めた時はやや表現がくどいかなと思ったのですが、結果的に全部読まされてしまいました。その点については脱帽です。
展開についても、変に奇を衒ってなくてとっつきやすく、安心して読めます。いい意味で予想通りなストーリーです。
個人的に気になった点は、これをSFとして読んだ場合の黒野から見た世界の捉え方です。端的に言うと、黒野は2020年の視点で2046年を生きている。その為折角作り込んだ2046年感を特徴付けるインカネイターなどの描写と、黒野の思い出す漫画が尽く古かったり、ブラック企業に対する黒野の独白が衝突しているように感じました。
26年後、日本がどうなっているのか、その時代のニートが何を思うのか。そこまで突き詰められたらさらに読み応えのあるものになるんじゃないかと思います。
大変面白い作品でした!
ありがとうございます!
リアルに限りなく近いVR世界で、Player VS Player!
敵をぶちのめして、リアルマネーを稼げ。
いわゆるニートと呼ばれる青年、黒野剣はあるゲームに招待される。
そのゲームで勝利すれば、現実で使える金が手にできる。その売り文句に誘われ、彼は戦いの世界に身を投じる。
だが、そのセカイはチュートリアルもない、完全な手探り――。
それでも彼は折れずに戦い始める。ニートの誇りを、胸にして。
一人称視点で繰り広げられる戦い。駆け引きの数々に、思わず息を呑む。
したたかに立ち回る主人公、それに対する敵たちもまた、一筋縄ではない。
彼は果たして、戦いを勝ち残ることができるのだろうか?