#002 輪廻転成と閻魔主任
いや、まて、輪廻転成されるのを阻止したんだよな、そして余命は残り1年、、、
勧「ちょ、どう…
雅・佑月「「どーゆーことーー!!!」」
セリフを取らないでくれないかな、、喋れるのが久々なんだし、
ルシ「あゝ、ごめんごめん、これを言ったのは実はうちの上司なんだ、上司の話を聞く前に少し輪廻転成のことについて説明するね、輪廻転成は君たちの世界で言えば空港に近いような感じなんだ」
ルシファーの話をまとめると、輪廻転成には段階があり、まずパスポートに当たる帳簿をもらい、そして窓口に行ってハンコを押してもらう、その後魂の検査をして、転成待ちの状態になる、人は転成待ちのところで死んでしまうのである。
そしてしばらく経って晴れて輪廻転成されるようだ。
ルシ「そして閻魔主任からわたしに連絡が来て、『間違って殺してしまった人がいる。情報のどこかに不備があったようで、この3人を探して連れて来てくれないかな?』ということで、連れて来ようとしたわけ、そしてすでに魂の検査を受けた君たちを無理やりここの部屋に持ってきてここに持って来たということだよ、何か質問はある?」
なるほどそういうことが、
ん?閻魔主任?
勧「閻魔主任って、閻魔大王のこと?」
ルシ「愛称はそう呼ばれてるね、」
三人「「「えええええ!!!!!!!」」」
大王ではなく主任だったようだ、なんか、めちゃくちゃだなぁ、、、
ルシ「まぁわかりやすく言ったら絶対起こらない異常事態が起こったから来てくれないかなってことらしい」
勧「なるほどすぐに向かおう」
如月「ちょっと待つっす!すぐに決めないでほしいっす!」
佑月が止めに入るが、ルシファーは満面の笑みを浮かべ、
ルシ「ついてこなかったら転成させませんよ?」
と満面の笑みで言われた。
勧「だってさ、行くのかい?」
雅「わたしは行くよ、だって勧が行くんだもん。」
ルシ「じゃあ、二人だけでいいですね〜」
ルシファーが、いうと、佑月は苦渋の顔をして、
佑月「…………ああもう!わかったっす!行くっすよ!」と、ようやく決めたようだ。
ルシ「それじゃあ閻魔主任のとこに行きますね、」
どんな人だろうか、イメージでは豪快な感じがするなぁ、、などと思いながら移動すると、閻魔の部屋なるものがそこにはあった、
ルシ「閻魔主任、閻魔主任いらっしゃいますでしょうか?」
あ、敬語なのね
閻魔「……」
ルシ「閻魔主任?」
部屋に入ると豪快さは微塵もないガリガリの男性が机に突っ伏していた、
ルシ「ちょっと!大丈夫です!?」
ルシファーの声も聞こえなくなっているくらい弱っていた、
ルシ「ちょっとこれどうしたんです!?とりあえず、神崎勧くん、わたしの部下に応援を頼んで!」
とまあこんな感じでしばらく閻魔主任の介護をしていた、
閻魔大王……もとい閻魔主任と初めてあったが、なんか閻魔主任のイメージがすっかり変わってしまった三人なのであった。
#003に続く
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