捕手神崎勧の異世界野球理論
課長ニッキー
序章(異世界感全くなし)
#001もしもの話
もしも…こことは違う異世界に転生できたら…なんてよく考える話、、、自分もその1人だった。
でも、まさかこんな感じで異世界転生するなんて…
《勧、雅、佑月、当時18歳》
俺、神崎勧は見事甲子園で優勝し晴れて彼女の楓と幼馴染の佑月と共にプロ野球選手になっていた。
(まあ呼ばれた球団は2人とは違うんだけどね…泣)
さらにオープン戦で猛アピールしたのが功を奏し、野手では球団初となる開幕戦スタメン[2番 キャッチャー]で出ることとなった。
そして開幕戦、事件が起こってしまった。
2対3のビハインドで八回の裏ノーアウトフルベース打席に立ったのは俺だった。
ここまで3打数無安打で調子が悪かったが監督は変えずに送り出してくれた、というかいい代打がいなかったのだろう。
監督の期待に応えるべく打席に立った。
1球目なんと相手キャッチャーがパスボールをしてしまい三塁ランナーが生還したこれで同点ノーアウトランナー二塁三塁の場面での2球目なんと相手ピッチャーの失投で不運な事に俺の頭に当たった。
周りにヘルメットの割れた破片が飛ぶ。
その場に倒れ込んだ俺は動けなかった。
俺は担架で運ばれた。
身体の熱がどんどんなくなっていく。ふと自分は死んでしまう事を予感……いや、確信した。
俺は元々死にかけたことが何度かあるので余り恐怖はなかった。むしろなんでこんなことで死ぬんだトラックと正面衝突しても死ななかったのに…
だんだん暗くなっていく意識でそんなことを思っていた。
その時、俺は不思議な声が聞こえてきた。
???「あーあーマイクテスト、マイクテスト、ちゃんと聞こえてる?楓さんさん、勧さん、後、、、誰だったっけ?さん。」
櫻木佑月「さくらぎです!」
神崎楓 「え、、、ここどこ?私屋内練習場にいたような気がしたんだけど…」
どうやら佑月や楓もここに飛ばされたらしい
神崎勧「んで、どなた?マイク(?)で話をしていらっしゃるかたはどなたですか?(半ギレ)」
???「ああ、ごめんw。今出て来るね。」
そうして出てきたのは天使のようなと思えばカラスのような黒い羽を持った幼じょ……女性が現れた
佑月「待ってルシファーとかじゃ無いよね」
ルシファー「何でわかったの!?」
佑月「だってみんな飛ばされる前多分野球のことしてたしょ?そんでゲームで[打点の王]って言ってたから」
勧「その打点じゃあねーだろwww」
ルシファーをそんな発想するのは佑月くらいだと思うけど。
楓「2人とも冗談はこれくらいにして、それでその打点の王さんがなぜ私たちをここに呼び寄せたの?」
勧「楓、字間違ってるぞ。」
まあ俺もそこは気になっていたところである。
勧「でもその前に、一番重要な事を聞き忘れている」
そして一応聞かなければならない事、いや一番重要な事を聞いておく事を忘れていた。
勧「俺ら死んでるよな?」
楓&佑月「えぇ!?そうなの!?」
ルシファー「えぇ、そうですよ(ニコ)」
ニコじゃねーよ。一体どうすんだ佑月も楓もテンパって阿波踊り踊ってるよ。
てか堕天の王さんよ、一緒に踊ってんじゃねーよ。
このまま踊らした方があいつらが落ち着くからいいんじゃねの?
そうして少女2人(?)と堕天使の王は踊り続けた
〜〜〜〜〜〜〜〜「」〜〜〜〜〜〜〜〜
体感時間は四時間もしくはそれ以上
さすがにキレそうになっていた。あいつら絶対楽しんでるだろ。あ〜うざい殺してやろうか。そう思った頃 、
ルシファー「誰もつっこんでくれないので本題いきますか」
楓「勧がキレてるし」
勧「ハヤクタノム」
ルシファー「あなたたちは輪廻転成の話を知っていますか?」
勧「聞いたことはある」
ルシファー「あなたたちはその輪廻転成に失敗してしまったの」
勧「だろうな、俺が声を出せてるってことは、死後の世界か、もしくは医者が声を俺に授けたか」
雅「神様が声を授けたの方が正しいんじゃない?」
勧「俺は神様は信じない、女神はお前しか信じない」
ルシファー「……続きいい?」
雅・勧「あ、ごめん」
ルシファー「その輪廻転成の時に私が慌てて君たちを救出したってわけ」
なんかこの堕天使はいい人(?)なのか?
勧「それで?何の用だ、その輪廻転成とやらに巻き込まれそうな俺たちを助けて、なにがしたい?」
少し強めな言い方で聞いた、するとルシファーはすごく神妙そうな顔でこう答えた、
「実は君たちは来年の開幕戦に死ぬことになっちゃったwww」
「「「ハァァァァァア⁉︎⁉︎⁉︎」」」
こうして俺たちの地獄の物語がスタートした。
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