リアルのつらさとファンタジーの甘さが調和している

現実の辛さや苦さ、創作の世界特有の優しさと甘さがうまく解け合っている作品。
読んでいてみんななんらかの“傷”が共感できる。それくらいまでリアリティーがあるけど、それ以上に優しさが伝わってくる作品だと思います。

何はともあれ読んでみて、自分に合っていると感じたのであれば、是非とも角川スニーカー文庫から出ている文庫本を買ってもらいたい。
自分は2巻冒頭の数ページで尊死しました。

4巻も令和元年の夏に出るらしいので、いっそのこと大金出していいから夏にタイムスリップしたいと思うほどに楽しみになる素晴らしい作品です。