たぶん感じ方に個人差があると思われる

自分の中に眠っていたりしたもの、あえて意識せずにいようとしたもの、そういったものを掘り起こされ揺すぶられた感じがします。
向き合わずに逃げてきた過去、逃げた先でさらに積み重ねてきてしまった、今となっては向き合いたくない過去。
過去を意識する程度には現状の精神状態に余裕が生まれた証拠なのかもしれませんが、過去を清算する過程は読者として見ているのはいろいろつらいです。ですが、乗り越えられる環境が整えられ、実際に乗り越えていこうとする気持ちには非常に共感が持てます。
これから先、自分の過去と勝負するだけでなく、同居人をとりまく人たちとも折り合いをつけていかなくてはいけないので、大変かとは思いますがくじけないでほしいです。

アナザーストーリーとしての北海道回想編にも期待したいです。