第五章 妖精乱舞★
空から眺めるモノたち
空に瞬く光に、誰も気づかない。
光は2つ。ささやき合うように言葉を交わす。
「失敗しちゃったね」
「そうだね」
「まぁ、いいよ。また機会はある」
「あれ? そういえばあの子はどこに行った?」
「最初からいなかったと思うよ」
「あれ? そうだっけ。おかしいな」
「まぁ、いいんじゃない。あの子、ちょっとおかしいし」
「そうだね」
「さて、次はどうしよう」
「どこに行こう」
2つの光は、天を流れ、そして消えた。
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