篠崎に貸したエロ本が帰ってこないから魔王になって世界を滅ぼす!

俺の名は『山田 魔王』これで「やまだ まう」だから驚きだ。

半年前に親友の篠崎と共にいつもの竹薮でエロ本を拾った。

『世界パンティー大全ムラムラカッターシャツから透けるパンツは最高天国』って本だ。

とんでもない命名タイトルに興味を惹かれたがパンツよりおっぱい派だった俺はその時に一緒に居た篠崎が拾った『おっぱいがいっぱいでしっぱいすっぱい汗まみれ天獄』と交換した。

今考えたらそれが失敗だった。

中を見てビックリした。

おっぱいにきゅうりやレモンパックを使うとどのくらい胸が美肌になるかと言うエッセイ集でエロ写真が掲載されていたであろう袋とじは取り外されていた。

怒り狂った俺はエロ本を近所の池に投げ込んだ。

すると女神様が現われて・・・


「貴方が落としたのはこの『金のおっぱいがいっぱいでしっぱいすっぱい汗まみれ天獄』ですか?それともこの『銀のおっぱいがいっぱいでしっぱいすっぱい汗まみれ天獄』ですか?」

「いえ、袋とじのなくなったエッセイ集です。」

「貴方は正直者です。面白くないので悪の心に染まって下さい」


こうして俺は女神様の力で魔王となり楽しめるエロ本が竹薮に棄てられる世界を目指すため世界制服をする事にした。


そして、数日後・・・

ハリボテで作った魔王城に勇者が到達した!


「くくくく来たか勇者!」


中を見られたらハリボテだとバレるので俺は表にまで出迎えに行った。


「ってお前山田じゃねぇーか!」

「そうだ勇者!俺はお前に貸したエロ本が戻ってこないから魔王になって世界制服を始めたのだ!」

「あっ!」


なんとヤツは俺の渡したエロ本の事をすっかり忘れていたのだ!


「なんてことだ。すべてはあのエロ本が元凶だったのか・・・」

「そうだ、あの『世界パンティー大全ムラムラカッターシャツから透けるパンツは最高天国』のせいだ!」

「やるしかないのか・・・」

「俺はお前を許さないからな!」


なんか仲間を連れてやってきた篠崎の仲間は手を出さないらしいのでタイマンだ!


「やーまーだー!!!」

「しーのーざーきー!!!」


ってこいつ両手にカッターナイフ持ってるじゃねぇか!?

なんて危険なヤツだ!?

女神様こんなの無理だ!

蟻が1匹でワニに挑むようなモノだ!

ふざけやがって!

俺は腹部に刺さる2本のカッターナイフの痛みに耐えながら女神から与えられた全魔力を使用して時間を巻き戻し世界を改変させた!





篠崎が寝ている・・・

この隙に・・・

山田はベットの下に手を突っ込んで・・・

在った!

『世界パンティー大全ムラムラカッターシャツから透けるパンツは最高天国』

だ!

そして、中を開いて俺は驚愕した・・・

エッセイ集でエロ袋とじが取り払われていた。


山田は絶望し、エロ本を机の上に置いてそのまま去った。

こんな世界は滅ぼしてやる!

こうして山田魔王は世界を滅ぼす為に大学を目指す事を決めた。


「東大を目指すぞ!東京工業大学だ!俺はやるぞおおおおお!!!」


こうして山田は受験戦争に巻き込まれていくのであった・・・


なんだこれ?www

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る