第15話 ヒロトVS遠藤
「おーい、沖田くんや。わしと一戦やらないか」
遠藤さんにバトルの申し込みをされ、僕はokする。
僕のデッキは沖田くんとタイプは若干違うけどTゾーンにカードをためて
それを活かし戦うデッキだ。
僕はカード歴は半年程度で色んな戦法を全て熟知してるわけではない。
「ならぼーくからいきますね〜。ドロ〜」
僕は手札からレベル1 オニオン仮面を出すよ。オニオン仮面の効果で
サイドデッキからブーストカードをTゾーンに置かせてもらうよ〜。
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沖田サイド (Tゾーンへブーストカードを送った)
・レベル1オニオン仮面 パワー4000
遠藤サイド
・モンスター無し
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「ターン終了だよ〜。どうぞ遠藤さんの番だよ」
「元気があってええのお、それじゃわしのターンじゃ。
わしはレベル1赤の宝玉を召喚じゃ。
このカードは攻撃されず、味方攻撃時パワーを与えられるのじゃ。
これでターン終了じゃの」
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沖田サイド
・レベル1オニオン仮面 パワー4000
・レベル1 赤の宝玉 パワー2000
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「僕のターン!ドロ〜!」
僕はオニオン仮面に攻撃回数+1のカードを2枚使い3回攻撃だよ〜
これでダメージ0:3だ。俺TUEEEEEEEってやつかな。
「ターン終了だよ〜」
「わしのターンじゃドロー。
わしはレベル1赤の宝玉をエナジーカードを使い
レベル2のシークマジシャンに進化じゃ。
シークマジシャンの効果でデッキからレベル1の赤の宝玉を召喚じゃ。
さらに場のサポートカードのパワー×2とパワー5000のカードを使い
パワー(7000+5000)×2の24000の攻撃じゃ」
「残念だけど攻撃対象変更カードで防がせてもらうよ〜」
「これでダメージ1:3か、厳しいのぉ」
後攻の遠藤さんのターンが終了したことで場のサポートカードはTゾーンに
送られ、また山札から5枚補充される。
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沖田 (ダメージ1)
・レベル1オニオン仮面
[ブーストカード ・パワー×2 ・攻撃回数+1 ・攻撃対象変更カード]
遠藤(ダメージ3)
・レベル2シークマジシャン
・レベル1赤の宝玉
[パワー×2・パワー+5000 攻撃回数+1・攻撃対象変更カード]
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「じゃあ、僕のターンドロー」
僕はエナジーカードを使い
オニオン仮面をレベル2のオニオンヒーローに進化だよ。
オニオンヒーローの効果でサイドデッキから2枚Tゾーンに送れるんだ。
ブーストカードを2枚デッキからTゾーンへと送る。
さらにレベル2からレベル3のジバゲイザーを召喚だよ〜
ジバゲイザーの効果発動!
ジバゲイザーはTゾーンのカードを5枚裏にすることで
相手の場のサポートカードを3枚裏にできるんだ。
選択するのはパワー×2とパワー+5000に攻撃回数+1のカードだよ。
「なんと!それはきついのぉ」
ジバゲイザーの効果で遠藤さんは後攻ターン攻める術を失ったようなもんだ。
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沖田(場のサポートカードを3枚裏にした) P=パワー
・レベル3 ジバゲイザー P9000
[ブーストカード・パワー+5000 攻撃回数+1 攻撃対象変更カード]
遠藤
・レベル1 赤の宝玉P2000
・レベル2 シークマジシャンP7000
[攻撃対象変更カード]
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「僕はジバゲイザーに攻撃回数+1でパワー9000の2回攻撃だよー」
レベル2のシークマジシャンが倒され、ダイレクトアタックもついでに受ける。
レベル1の赤の宝玉は攻撃されないカードだから対象にはならない。
「防ぎきれんぞい。これでダメージ1:6じゃ。さすが沖田くん。強いのぉ」
「へへ、そうほどでも〜これでこっちが有利だね〜」
「わしのターンじゃ…打つ手無しじゃ完敗じゃのお」
遠藤さんのターンは何も出来ず終わる。
さすがに攻撃面のサポートカードが1枚もなくて、こっちには攻撃対象変更カードが
ある状況でソウタちゃんのような逆転劇はそう何度も起きないか…。
当然といえば当然である。
「わーい、僕の勝ちだ〜」
ジバゲイザーでとどめをさした。まさに完勝だった。
「まいったまいった完敗じゃ、伊吹くんもこりゃうかうかできんの」
「えっと、、僕、その伊吹くんに負けちゃってます」
「なんとそうなのか!?わしと同じデッキを使っておるからてっきり負けたかと…」
「ちょっと待って遠藤さん。同じデッキってどういうことかな」
「伊吹くんのデッキはわしがあげたものなんじゃ。
なかなか筋がいい子じゃったが。そうか、お前さんに勝ったのか。
ほほほ、ワールドクリエイトも分からんものじゃの」
同じデッキということは伊吹相太は隔離病棟にいる間に遠藤さんからデッキをもらい
そこで初めてワールドクリエイトを始めたということだ。
そんな初心者って悔しさもあるが同時に伊吹相太の才能が気になった。
もしかしたらソウタちゃん。もっと強くなれる素質があるかもね〜
こりゃ今後が楽しみだね。
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