第8話 VS大林

サポートカード展開!


カードバトル・ザ・クリエイト!


大林さんのワールドクリエイトのバトル開始はこの言葉のようだ。

今は夜時間でフリーの時間だ。なので大林さんとバトルをしている。

ちょっと緊張するな…大林さんってどれくらい強いんだろ?


「先攻はそちらがどうぞ」


「じゃあ俺のターンですね」


えっと序盤はレベル1しか出せないんだっけな…。

レベル1のカードは手元に2枚ありその2体を召喚してみる。

そのうちの一体はパワー2000攻撃されず、味方攻撃時にこのカードのパワーを与えるカードで、もう1体目はパワー4000のカードだ。


「ターン終了です」


「なるほどそういうカードで来るのか、なら私のターン何も出さずターン終了だ」


「あれ?レベル1を出さないんですか?」


「後攻の1ターン目も先攻同様にレベル2以上は出せないよね。

レベル1が手札に1枚しかないから次のターンレベル1が倒されれば

何も召喚できなくなる可能性があるからね。だから何も出さずターン終了した

というわけさ」


なるほど。理にかなったプレイングだ。

ダイレクトアタックのリスクはあるけど、その次のターンで

一気に反撃ができるということか…。


「ターン終了だよ。そしてサポートカードはTゾーンに流れて

サイドデッキから5枚ドローして場に展開するね」



***************************************************************************************

大林サイド [モンスター無し]


伊吹サイド [レベル1 パワー2000] [レベル1 パワー4000]

***************************************************************************************


「では俺のターンですね、ドロー」


大林さんの場はガラ空きだ。だからなるべくダメージを蓄積させたい。

ここは一気にレベル3を出してダメージを一気に与えるぜ。


レベル1 パワー4000をエナジーカードを使いレベル2 パワー7000に。

そしてレベル2をエナジーカードを使いレベル3にする。


そしてレベル3の効果発動。場のサポートカードを3枚裏にすることで

攻撃回数を+1できる。


「レベル3でダイレクトアタックを2回攻撃です」


「これでダメージ+2だね。でもね伊吹くん序盤からレベル3を出すのは実は

リスキーな行動なんだよ」


「ええ?そうなんですか!?」


「今からそれを教えてあげるよ」


***************************************************************************************

大林サイド モンスター無し


伊吹サイド [レベル3 パワー9000 レベル1 パワー2000]

***************************************************************************************


大林さんはレベル1を召喚し、連続でエナジーカードを2枚使い

レベル3を出してきた。


「伊吹くんはレベル3の効果でサポートカードを使ったから

もう場にサポートカードは1枚ブーストカードだけだね」


「うう、そうかこっちもまもりがガラ空きなのか〜」


「そういうことだね。レベル3はパワー8000でパワーが足りてないけど

このカードは攻撃時、パワー+10000できるんだよ」


「げ、一万もですか…」


「さらにレベル1のパワー0のカードを召喚だ」


「パワー0?そんなカードに何の意味が」


「それが大ありなんだよ。このカードは相手攻撃時にこのカードに

攻撃対象を変更できて、倒された時デッキの一番下に行くんだ。

つまり1度だけ攻撃を無効にできるんだよ」


「そんなカードがあるのですか…」


「じゃあ場の攻撃回数+1のカードを使ってパワー18000の2回攻撃だ」


レベル3が倒されさらにダイレクトアタックを喰らい4ダメージを負う。

そして大林さんはダメージを与えた分デッキから4枚ドローする。


大林さんのターン終了時にサポートカードが流され、

新たにデッキから5枚ドローする。


この人なかなか強い!

最初のターンでモンスターを出さないから気持ち的に油断していたけど

やられた。こうなりゃ次のターンのサポートカードを信じて逆転するのみだ。

と気持ちを切り替えてみる。

うん、なんかいける気がした。













  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る