再会
「今、付き合ってるヤツいるの?」
「いるよ」
「どんなヤツ?」
「あなたのほうがずっとイイ男よ。でも彼が好き」
偶然の再会
短い会話
あえて聞かなかった
あなたの近況
それは小さな
私のプライド
あなたのことなど
気にかけてはいないと
あなたがふと笑ったのは
強がりがバレたから
付き合いが長かった証拠
でも私の言葉に嘘はない
あなたに背を向け歩き出した
大好きな彼が
あの店で待っているから
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