あの日のメロディー

あなたは忘れられたけど

あの曲は忘れられない


あなたの車の助手席で

いつも聞いていた


不意に口をついて出たあのメロディー

彼の車の助手席で


「それ、なんて曲?」

そう訊かれて

ふと我に返り


「忘れちゃった」

と彼の好きな曲を流し始めた

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