「お前の小宇宙は燃えているか?」ぼくらの勉強攻略法3
山吹光流・ひ:はい、メッツ、アクエリ
斎藤和哉・か:サンキュ。
藍影愁・し:………………………………………
ひ:いや、毒とかないから!?検査しないで!!
し:あ、プル開いてないし、それもそうか…
ひ:信じてよ?!
し:さて、続き…っても、もう(書き留めた)メモけっこうあるよね。
か:うーん…。まぁ、さっきの話の感じ、気分…みたいなものだし、参考程度で留める。
し:まぁ、それもそうか。それこそ僕個人の領域だな、これ。
ひ:どういう風にモチベとかってやってんの?
し:うーん…まず、僕はモチベーションって言わないで理論武装って言ってる。
か:……………理論……
ひ:…武装………………!
し:………………なんですか?
ひ:続けたまえ
し:その菩薩みたいな顔やめろや。せいぜいひじ机にのせて両手を前に組んで口元隠して言え
か:し、シュウ、俺さ、なかなか勉強ってやる気が起きないんだよ、どうやって机に向かうんだ?
し:机に座りゃいいだろう。違う、指組むの、…そう!
か:えー・・・・・
ひ:かっちゃん、確かに集中も持続が難しいし勉強がそもそもほんと苦手だよね。体育会系って感じ。…なるほど、こうね…ふふ、支配者っぽいね♪
し:紛うことなき暗躍する者のテンプレしぐさだ、ここ、テストに出まーす。
ひ:fmfm、脳内メモメモ…
か:………………
し:考え方・気分の問題なんだ。結論を言おう、『自分を追い込む』
か:おー…へぇ。
ひ:ん?
し:誰がそれ(仕草)をといていいと言った?
ひ:えっ、シュウさんこれずっとこのままっすか?!
し:貫禄がない。…つまり、自分を勉強しなければならないという状況を作る、疑似的でも気分的でもいい、そういう心境。例えば、明日がもうテスト当日だとする。
ひ:ヒェッ…
か:うわ、ぜってーやだそれ…
し:そこから一歩いく。それでも勉強はまずする、でも明日までしか時間がない。そしたらどうする?
か:ああ…そりゃ必死になるわな…
ひ:うーん…なる?それ…
か:なんでだ?
ひ:だって明日はテストないし。
か:そりゃあ…そうだが…
ひ:それで勉強するようになれば苦労しないよ。ぼくはそれないなぁ、絶対明日はテストじゃないもん。
し:まぁ、人それぞれのとこだよね。カズも一回位しかこの考え方はきかないんじゃないかな…
か:は?ちょっとまて、一回??
し:モチベーション、つまり気分なんだ、これは机について勉強する気になれば成功なんだよ。毎回毎回気分変わってて僕も決まった感じがそうそうないね、ある程度自分の法則性は見えてきてるけど。
ひ:ぼくだったら…まぁ面白いとこ探すなぁ…勉強の
し:何が面白いんだ?
ひ:ん~例えば、こうやって覚える公式とかで生活とか社会で実際に使われてるとこ探してる。「へぇ~」ってなって覚えやすいね。
し:……なるほど。関連付けだね。
か:あ、そういうことか。
し:あ、すごいな…そっか…。身近なモノであるほど見る度の繰り返し、反復反芻の思い返しで覚えがよさそう…
ひ:え…そんなこと考えたことないけど??
し&か:………………………………
し:話がずれた。最近…ってか受験の時は僕は究極…だから戦争する気分でやってたよ
か:ああ…だから…
ひ:自分戦争…w
し:……………………そう。正直、人を殺してもいい。そういう気分で机につく。
か:…ん?
ひ:シュウさん?
し:方法手段は問わず、覚える。できなければ死。覚えられなければ殺す、出来の悪い頭はいらない、殺す、殺す、できなければ殺す、覚えられないなら生きてる価値はない、こんなことは誰でもできる、それができない自分に価値はない、生きてる意味はない、つまらない、くだらない、殺してやる、覚えろ、覚えろ、ゆるさn
ひ:はいストップ~!シュウさん戻ってきて~!!?
か:こわいこわいこわいこわい!!
し:ん?……………え~だって戦争ってそんなもんだろ、やったことないけど。命捨てるってだいたいこんなもんだろ?追い込み方としてけっこう成功しやすいよ?
か:なんかダメだろそれ?!
ひ:いのちだいじに!
か:勉強ってそこまでしないといけないものか?
し:僕らガキにとっては勉強ってそんなもんじゃないの?少なくとも僕は親の影響もあって…………できないと自分を殺したくなる。まぁ…代わりに周りをちょっと潰してやったけど…
ひ:何しはったんや…
か:ちょ…物騒…冗談だよね?
し:…そうだね、あれは結局のところ悪ふざけ、冗談みたいなもんだったなぁ…
ひ:(なんかはしたんかぁ……)
か:(今日聞くのはちょっときっついなぁ…)
ひ:ま、じゃあ追い込み方は人それぞれってことで。とりあえず座るだけ座るってのでもいいんじゃない?
か:ん?……う、うん?そう…だな?
し:敷居を下げるやり方ね…とりあえず座って、そんでゲームとかするわけだ?
ひ:そうそうww
か:それ効果あんのか?
し:あるよ?机着くのに抵抗はなくなる。けど、勉強はいつまで経っても始まらない。
か:だよなー。
ひ:あへ~…。
し:程度と自分のコントロールの問題だよね、いつまでもゲームするだろうし…。
ひ:あ、でも部活で誰か言ってたね、客観性?だったか、自分を外から見る目があればいいって。30分ってゲームする時間決めたら絶対にそれを守るとか。
し:守れなきゃ合わないってことで止めた方がいいだろうね。お前には向かん
ひ:ふぎゅ~
か:はぁ…自分に合ったやり方ってとこにまた行き着くのか…。
し:他に、さっき言ったのと似たやり方になるかもしれないけど、テストの点が返ってきた時をイメージするとか?
ひ:うーわ…シュウってストイックだよね?
か:考えたくないな…
し:イメージはしやすいだろ。前回のテストとか最悪だったテストなんて忘れたくても忘れられない。それを二度と繰り返さない、そんな自分は絶対に許せない。緩んだ時なんかに最適。
ひ:いや、忘れるね
か:ああ、楽しい人生を俺は生きる!
し:楽しくないこともやるのが人生!彼女のとこにでもいってゆるふわにマカロンでも作ってろよ
か:はっ!すいませんでした。でももうちょっとなんかこう…そんな究極みたいなことやらないといけないもんか…
し:僕のやり方だから。先輩とかにも聞いてみればいい。
か:…………………………うーん。まぁそうなんだが……………
し:…………………何?
か:………………いや……なんか………………
ひ:お父さんそんなことばっかりやってるシュウさんが心配です
し:は?
か:………………
ひ:生き方をぐちぐち言うつもりあんましないけど、シュウの感じって今聞いてるとそんな感じ。そう思いました~。
し:…………ダメかよ
か:うーーーーーーーん……難しい。でもなんかきついって思うぞ。すげーって思うけどな。
し:………………………そう簡単に変えられない。変える気もないな。
ひ:……………………………
か:…………………………
ひ:………。…でもかっちゃんに合う勉強スタイルってどんなだろうね。シュウのは真似できないよw
か:そうだな、無理だ。ああ…でも最初に戻ればいいのか…
し:?
ひ:?
か:マイに迷惑かけたくない。
し:爆発しろよバカヤロー
ひ:早く結婚しろよカス
か:言うことがほんと辛辣!!?
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