2人の居場所


テイラー達と話すようになってから1週間。


ワイルドキャッツのメンバーとテイラー達もかなり打ち解けてて。


トロイはガブリエラに一目惚れしてたり、チャドとテイラーは喧嘩かと思えばすぐ仲直りでなんだかんだ仲良し、ジークはマーサと普通に仲良くなってたり。


そんな中、テイラーに提案された。


“ジェイソンがワイルドキャッツに参加してる間、ケルシーを科学部で預かるってのはどう?”


その提案に、僕は悩んだ。


ケルシーの皮膚は通常より遥かに繊細だから…何らかで裂けて流血したり、肩や顎や股関節を脱臼してしまったらどうしよう、って。


でも、ケルシーは「ジェイソンは私を心配し過ぎ!」って笑って言ってくるし。


1人でバスケを眺めているより、友達と話してる方がよっぽど良いはずだしね。


ケルシーも凄く嬉しそうだったから、明日からそうすることになった。


女子陣は凄く嬉しそうに笑ってて、男性陣は女子陣の笑顔を見て…いつの間にかつられて笑っていた。


そのまま笑って話しながら帰路を歩いて帰宅した。


心配だった学校生活は…何とか上手く行きそうな気がした。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る