みずいろ
gomma隠居中
第一章 水面下
00 Prologue
きっと 私は、
彼の魔法みたいな言葉に魅かれたんだと思う。
わたしは、
甘い蜜の香りに誘われてやってきた、蜂。
私を誘引した 蜜の甘さとは、
彼から発せられる言葉である。
紡ぎ出される文章である。
その ひとつひとつに、わたしは
どうしようもなくのめり込んでいったんだ――――――
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