第5章 妖精の国で・・・

僕らはやっと妖精の国に着いた。すると、目の前には女王様らしき人がいた。

「何ですか?」と聞かれた。俺は、すぐに

「俺の姿を元に戻してください!」

と、伝えた。しかし、女王様らしき人は、

「大丈夫。このままでもかわいいから」

そう言われておれは、とても辛い気持ちになった。すると女王様らしき人は、

「マチル。」と武流の方を見て言った。

マチルは「はい!」と良い返事をし、女王様らしき人の長いお話が始まった。

「貴方は入学しました。ちなみに、入学ルールは本当に愛し合ってるパートナーと来て、チェックとして、全員入れ替わって相手のことを勉強するの。バカな子ね。可哀相武流くん、こんなことに巻き込まれちゃってww」

俺は、とうぶんはこのままだと思った。

そんなとき、マチルが

「私は何もいっていない!パートナーなんて。」と、言った。すると、女王様らしき人は

「せっかくの優しさが・・・」と、呟いていた。それから、俺に、こう言ってきた。

「この子のワガママだ。好きならきいてやれ。嬉しいだろ。好きな子の体なんて。」最初は意味がわからなかったけど、返事をした。すると、

「でも、妖精が虫だなんて。貴方、虫嫌いじゃ、なかったの?」と聞かれたので、俺は

「でも、こんな可愛い虫は初めてです。そして、この姿になってから虫の気持ちがわかりました。」と言い、マチルは

「ありがとう。そういってくれて・・・」と、とても落ち込んだ様子で言っていた。俺は、慰めるために

「いや、これは、本心だよ。」と本当のことを伝えた。すると、マチルは

「こんな、ダメ妖精のことをこんなに・・・」と、自分のことを攻め続けているとき、女王様らしき人は

「顔はいいじゃない。」

と、言った。俺はそれから、

「僕はね、こんな笑顔が欲しかったんだ。そして、こんな子が一番好きだし。」そう、言ったらマチルは

「きっとこれ本心だね!バカね!フフ」

と、機嫌を取り戻してくれた。


その夜。僕らは妖精の国の宿に泊まって寝た。僕が寝ている間、マチルが

「完璧に妖精になっちゃってる!でも、よく見ると・・・嬉しそう。私って可愛い顔してたんだ。」

と、呟いた。


次の日。俺は朝から、マチルを悲しませないため、ハイテンションだった。

すると、マチルがいきなり、

「色々迷惑かけちゃった。もう、別れよう。」

俺は、あわてて、

「えっ!それってどういうこと・・・そしたら僕は」と、言った。すると、

「貴方の方が体を大切に使ってくれる。もう、忘れよう。人間だったこと。」

俺は、パニックになった。

「最後のお願い。このまま妖精になって女の子のままで一生いてちょうだい。」

俺は、返事をせざるをえなかった。

そしたら、マチルは人間界に帰っていってしまった。俺は、はたしてこれでいいのかわからなくなった。僕は悩みに悩んでマチルを探すために人間界に戻ることを決心したのだった。

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