第11話 妹とステータス

 ここは、ゆっくりと自分のステータスを解析しましょう。


 特に、際立った武闘スキルの無い、お母様や、お姉様がゴリラ・・いえ、お父様を一撃で何故仕留められるのか?それを考えだすと、思考の闇に囚われそうです。


(特殊能力「妖精眼」が裏メニューを開示しました)


 まず自分のステータスを鑑定。


 名前:サクラ・リンドベル Lv0(次のレベルまで 10p)

 種族:猿人種 人間

 年齢:0歳(合計14歳)

 性別:身体 女  精神 女

 出身:転生者

 職業:リンドベル辺境伯家次女(無職)

 称号:神に挑みし者

 HP:8/8

 MP:31180/31200

 筋力:1

 敏捷:1

 器用:9

 魔法抵抗:101

 物理抵抗:1

 状態異常抵抗:10

 特殊能力:妖精眼

 スキル:鑑定Lv6(次のレベルまで 753350)

     基本魔法Lv2(次のレベルまで 100p)

     聖魔法Lv1(次のレベルまで 10p)

     闇魔法Lv1(次のレベルまで 10p)

     魔力操作Lv2(次のレベルまで 100p)

     魔眼

     言語理解 大陸共通語Lv4(次のレベルまで 8250)

 その他:魔物ライブラリを閲覧可能

     裏メニューを閲覧可能


 え?裏メニュー?・・・順番に解析していきましょう。

 名前は、ともかく「レベル」は?


 Lv0:レベル:その生物の格を表す。レベルが高い物ほど、生態系における上位種であると言える。


 ふむ。種族は猿人種、猫耳メイドの「ミケさん」は猫人種なのかな?そういえば、最近見かけませんが・・。

 性別は、身体と心は別なのですね。出身の「転生者」とは


 転生者:この情報を閲覧するには、管理者権限が必要です。


 また、管理者権限ですか。その「管理者権限」とは?


 管理者権限:この情報を閲覧するには管理者権限が必要です。


 切りがありません。「称号」とは


 称号:運命神の束縛を逃れし理由。


 え?どういう事?「運命神」って?


 運命神:この世界にうまれし存在の未来を決める法則。


 神は法則?では、管理者が神?


 HP:生命を維持する為の、体力量。体力的損耗により減少する。

 MP:思考を維持する為の、精神力。精神的損耗により減少する。


 ふむ。魔法抵抗が高いのは、封印のミサンガが切れたのに関係しているのかな?今、私の腕には新しいミサンガが巻かれていますが、おそらく機能していないでしょう。


 魔法抵抗:魔法現象に抵抗する力。

     100でLv1の魔法を完全無効とする。


 101、ありますし。


 妖精眼:管理者権限を超える「特殊能力」のひとつ。視覚的に管理者権限を超えて行使できる。


 神を超えた!いえ、称号からして神に挑んでいる最中のはずです。魔素が見えるのも、管理者権限を超えた行為なのでしょうか。その魔素ですが、見るかどうかを自由に選べるようです。また、一部分のみを見ることも可能です。


 基本魔法:物理現象を起こす魔法。レベルにより、その影響力とMP消費量が変わる。


 聖魔法:魔素による正の現象を操る力。

 闇魔法:魔素による負の現象を操る力。


 魔眼:妖精眼の能力のひとつ。魔素を見透す事ができる。


 魔物ライブラリ:魔物の情報を収集、閲覧できる。

        現在、飛竜Ⅱ種の情報が閲覧できます。


 レッド・ドラゴンの情報はここからきていたのか。魔素による、正負の現象とは?聖魔法だけに、回復魔法とか?


(聖魔法のスキル「HP回復」が発現しました)


 魔素が見えるのは、魔眼の影響ですか。妖精眼の能力のひとつという事は、他にもあるのでしょうか。


 裏メニュー:世界の法を無視する、不特定要素。


  カエデ・リンドベルの「裏メニュー」をのぞきますか?

           YES/NO


 え?何これ、怖い。・・・・・ポチッ YES。


 お姉様の右フック:即死技。蘇生不能なものに対しては無効。


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