授人以渔不如但使人看所钓について

授人以渔不如但使人看所钓…
もっと漢文らしくするなら授人以漁不如使人看釣かな⋯⋯「所釣」の所は後ろの動詞を名詞化する機能なので、結局、釣った物という意味になってしまいます。

不如使人看釣という理念はとても日本らしいですね。
古きから日本の師匠と弟子の関係は、見て真似して、技を盗み見するような関係です。
師はとても威厳があって、無言のまま馬鹿な質問はさせないような小作匠人のやり方が一般的です。
勿論、ここで魚釣りのことを言っているから、技の一つになりますが、見て真似するというやり方は十分かもしれないですが、ここは単なる一つの技能として理解されたら、ちょっと狭義になるのではないかと私が思います。

実際中国では、百家爭鳴、百花齊放の時代があって、よく日本でも知られている孔子師匠と弟子の会話をまとめた物「論語」はその議論好きな師弟關係の証になります。

私の拙見に過ぎませんので、ご参考まで。