使い切り
「面白い装置を作ったよ」
「何これ、豆電球と……箱?」
「箱の中には演算装置が入っててね。時刻や季節からその瞬間の太陽の傾き具合を割り出して、現在の部屋の明るさを予測。それに合わせて、常に部屋が一定の明るさになるように豆電球が明るくなったり暗くなったりするんだよ」
「ふうん。それじゃ、朝早くに電球のスイッチを入れると普通に電気が付いて、もっとも陽が当たるお昼頃には一度完全に消えてしまって、そこからまた陽が沈むにつれて少しずつ明るくなっていくってこと?」
「そうだね」
「でも、夜中に明るい必要は無いと思うけど」
「うん。だからこの豆電球の耐電圧は太陽が完全に沈む真夜中に
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