第9話
浅川さんがホットミルクを作ってくれた。
「甘くておいし…」
「良かった。やっと笑ったね。もう落ちついた?」
「はい、なんかすみませんでした。いろいろありがとうございます」
「今日はどうしたの?なんかあった?」
「なんか気持ち悪くなっちゃって。はは」
「大丈夫?」
浅川さんが私の背中を摩りながら首を傾げて聞いてくる。
私はコクコクと頷いた。…やばい、この人可愛い…。
ふぅーと一息吐くと、鞄から煙草を取り出した。
「すみません、いいですか?」
「うん、いいけど。灰皿ないよ?」
「大丈夫です。」
鞄から携帯灰皿を取り出しベランダへ出た。
煙草に火をつける。
落ち着いて考えよう。
今日は浅川さんちに泊まるのか…?
普通にしてればなんてことないんだろうけど、浅川さんと二人きりなんてどうしても意識してしまう。
そんなことを考えいたら、浅川さんもベランダへ出てきた。
「夜風がキモチイイねぇ」
「 浅川さんも吸います?」
自分の煙草を差し出した。
浅「こら!愛美さんって呼んでよ?」
「ま、愛美さんも吸います?」…
「よくできましたー、
いや、今はいいやアリガト」
あ、カリンくんにご飯あげるの忘れたな。
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