第3話 魔法学園入学試験 (1)
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ハイドと出会い試験会場に到着した2人
魔法学園の生徒? と思われる人物が人を誘導している
「はーい魔法学園の試験を受ける方はコチラに集まってください」
ハイドと私はその人物の場所に行き説明を受ける
ハイドと私以外にも複数参加しているようだ
「それではみなさん、試験内容を説明します!」
「試験する内容は3つ」
「魔法威力計測器を使った試験」
「魔法の応用力を見る試験」
「マナの性質を見る試験」
「この3つになります!
「無事試験に合格した方は、学園の仮想戦闘エリアにて、模擬戦をしていただきランクをつけさせていただきます」
なるほど、どうやら魔法学園にはランクがあり、そのランクごとにおそらくなにかの特典が得られるのだろう、ならば目指すのは一番上位のランクがいいですかね
「なぁ試験監督さん、こういう道具の使用はありなのか?」
ハイドは先ほど私に見せた拳銃を試験監督と言われる人物に見せている
「それが魔法を介して使用されるものであれば問題ありません!」
「OK!わかった」
ハイドは確認が取れたと同時にその拳銃をしまった
「それでは、場所を移動しますコチラに着いてきてください」
言われるがままに一同試験監督についていく
すると大きな室内に大きな機械が一つある部屋に着いた
「あれが魔法威力計測器ですね」
「ぽいな」
機械を確認したところで試験監督がその機械を動かし始めた
ウィィィーーン!! 【計測装置起動完了】
機械の音声が室内に響き、そのあとに試験監督の声が響く
「それでは順番にこちらの計測器に向かって魔法を打っていただきます」
「打つ魔法はお好きなものでかまいません」
「この機械ではC~Sのランクで表されます」
「それでは初めてください!」
その言葉と同時に順番のはじめの人から計測装置に向けて魔法が放たれる
ピー【B】
ピー【C】
ピー【B】
ピー【B】
ピー【A】
一人一人が計測を終えていく中、ハイドの出番がやってきた
「んじゃいっちょやってくるわ!」
さっきしまった拳銃を出して背中越しに手を振っている
「えぇ、頑張ってください」
私もその背中に向けて手を振った
「さ~てぇ~? 魔法の指定は得に無し、んじゃ派手にやりますか~?」
「セーフティー解除...全ステータスをパワーに移行、マナを一点に集中」
ハイドがセーフティー解除というと持っていた拳銃が突如元のサイズの1.5倍の大きさになり、魔法術式のような魔術回路のような、そんな光の線がその拳銃を覆っている、さらに銃口の先端にとても大きな力が溜まっているのが見ていてわかる
「3・2・1 バースト!」
ビュウウウン!! ドゴォン!!!
その掛け声と共に銃口から協力なレーザーが計測器に向かって放たれた
そしてそのレーザーの直撃を受けた計測ランクは
ピー【S】
「っしゃぁ!」
「すげぇぇ...」 「すごい」 「なんだあれ!?」
ハイドが喜び声を上げると同時に周りの参加者も驚いている
当然私も驚いている、だが私が驚いたのは、銃から放たれたレーザーではなく
ハイドが使った銃に驚いた、あの銃の名は【令銃ファル】
今この現時点の現代の言葉であの武器を表すなら、古代兵器、
私からすれば、そこまで驚く武器でもないが、古代武器は、並みの人間には使用できない、それをハイドは簡単に使用してみせた、それに驚いた。
「へへっ!どうよルゼ!」
すさまじい笑顔を見せながらこちらへと向かってくるハイドに向かって
「おめでとう」
そう言ってハイドとハイタッチを交わし、私は計測器の前に立った
(さて、先ほどのハイドの攻撃魔法でSだったのだ、あれ以上の力を使う必要はない、派手に見せるのはかまわないが、力を出しすぎるのは自身の存在を感づかれる可能性があるため、抑える必要があるだろう、だがハイドにあれほどのものを見せてもらったのだ、人知を超えた存在である私がそれに劣るのもいささか気が引ける)
「さて...少しばかり力を出しますか」
ルゼは片手を計測器の方に伸ばし詠唱を開始する
【幾億年の時を経て、星の輝きは今ここに、私は示す、その聖(こうき)なる輝きを】
「詠唱!?珍しいものを使うんだなルゼは」
ハイドは驚きつつ詠唱というものを目の当たりにして少々興奮している
「あれは詠唱...!それも...あの詠唱は...!」
試験監督の人物もかなり驚いているようだ
だが、そのほかの試験参加者にはよくわかっていないようだ
【瞬くままにその力を権限せん】
【流星の如く貫く聖光(ブリューナク)】
詠唱が終わり、魔法を発動させると同時に手の先から放たれた一筋の光は、それを見ていた者の視界を奪った、そして視界が戻ったとき計測器の表示は
ピー【S】
(よかった壊れていないようだ、力をある程度抑えただけあった)
「すげぇじゃねぇか!ルゼ!!」
「ありがとうハイド、君のも素晴らしかったよ」
試験は私で最後だったため 試験監督が皆の元によってきた
「ひとつめの試験を終了、次の試験に移行します」
こうしてひとつめの試験を無事最高ランクで通る事に成功した
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二つ目の試験はまた次のお話し
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