社会嫌悪

ここで戸締りをちゃんとしたって、なんの意味があるんだろう。普段から俺は自室で横になっていれば窓からやってくるコンクリートや窓ガラスの残穢に苦しめられる。通学、電車、学校と家を線で繋いでしまったらここだって単なる線の終わりだろう

自室の一番小さい明かり、オレンジ色に包まれたら急に部屋にあるものは死んでいるみたいに静かになった。そうしたらやっと眠りにつける。暗闇を受け入れるほど落ち着いていないし明るさの中生きられるなんて思っていない

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