減っていく卒業生

髙橋ヒロム

「床さ〜ん・・・はじめまして・・・いつも踏ませてもらってます〜・・・今日の俺、頑張ってたぁ〜?アハ・・・アハハ(笑)」



(仰向けで細い声のヒロム)



内藤「あらら・・・ヒロムが本当に床とアミーゴになってしまった・・・。」


SANADA「絶対いらないこと言わないようにしましょう。もう2人しかいないんで(苦笑)」


内藤「・・・だな。」



野上アナ「それでは、卒業生は2人だけとなってしまいましたが・・・これからルーシュ校長先生にお話をしていただきます。お願いします。」


ルーシュ「2人ともよく頑張ったな。これから君たちは卒業証書を受け取り、ここから旅立っていく。その前に、私が君たちにこれからの生活の中で気をつけてもらいたいことを言わせてほしい。それは、焦らないことだ。焦って何か良いことが今まであったか??無いだろう? 足の小指をぶつけた時も、書類をぶちまけてしまった時も、見当違いなメモを残してしまった時も焦っていた時だろ? 世の中、案外上手くいく。そう、焦らなければな!(スペイン語)」




EVIL・BUSHI・ヒロム

「うぅ〜〜・・・」


(仰向けで倒れ、

呻き声をあげる3人)




内藤「パレハ倒れてて、校長の話全く入ってこねーよ(小声)」


SANADA「でも、もうすぐじゃないすか?校長の話も終わったんじゃ・・・(小声)」



ルーシュ「最後にもう一つだけ言わせてほしい。前回の修学旅行の評判がとても良く、私は驚いた。プロレスを生業にする人間の可能性に改めて気づかされた!だから、こうして私も出演を直訴したんだ!そして好評だったということからも、今回も活字での提供とさせてもらうっ!!(スペイン語)」


内藤「いやいや!トランキーロ!あっせんなよ!だよ、コレは。確かに前回好評だったけどさぁ、活字じゃやっぱり伝わらないしさぁ、映像の方が良いと思うけどね。」



ルーシュ「・・・。(内藤を睨む)」



SANADA「な、内藤さん!(汗)」


内藤「あ、やべっ・・・(汗)」



ルーシュ「私の決めたことに口出しをするつもりか?前回活字で好評だったものを、今回も活字でお届けする・・・これの何がいけないって言うんだ?・・・ん?こっちへ来なさい!(スペイン語)」


内藤「ロ、ロシエント!ロシエント!ルーシュ!ルーシュ!ロシエント!ロシエント!(必死)」


ルーシュ「ダメだ!ナイトー!こっちへ来るんだ!!(スペイン語)」


内藤「嘘だろ!嘘だろ?嘘だろ!」



(ルーシュ、内藤を捕らえる)



ルーシュ「人の意見に否定から入る奴には・・・これだぁ〜〜っ!!(スペイン語)」


内藤「カブロ〜〜ンッ!!」



ゴンッ!

(体育館の床に

ルーシュドライバー炸裂)



SANADA「内藤さぁぁ〜〜んっ!!」

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