文系女子大生のESを添削してみた after1

四面楚歌状態になり、共同記事制作が完全停止したことが最大のピンチである。


一行目に、スパッと求められている答えが書かれています。


前から書いているように、一行目はなるべく短くシンプルにし、

そしてキャッチーに読み手を掴んでいく必要があります。


この文章だと、忙しい読み手も、すぐに内容を把握することができます。

(常に、読み手はむちゃくちゃ忙しい人を想定しています。

そして、その人が興味を持って読んでもらうように、ESを書くことを

意識して、添削するようにしています。)


加えて、『四面楚歌状態』という言葉。

この言葉で、何人かの人は

「どゆこと?」

と思ったのでは?


この言葉が、周りが敵だらけになり、と書かれていたら、

そこまで興味を惹きません。


ここにテクニックがあります。

少し大きな言葉で表現してみる。


とくに普段聞きなれない、四字熟語などがボカンと一文目にあると

目をすごく引きます。

(漢字は見た目もゴツイので)


そして

共同記事制作が完全にストップ


というところで、読み手は

「記事を作っているんだな」

と基本的な情報を補完でき、


「次は、記事を上げるために努力したという内容が来そうだな」

と予想して文章を読み進めることができます。


ですので、この一文目は、

非常に読み手に優しい、丁寧なつくりになっていると思います。


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