文系女子大生のESを添削してみた

今回は文系の女子大生のESを見ていきたいと思います。


今回、ESを使わせてもらったのは、都内の私立大学に通う大学生です。

そしてお題は

『学生時代に直面した

「最大のピンチ」とそれに「どう立ち向かったか」を教えてください。

(特にその中で実際にとった行動やエピソードなどを交えて具体的に)』

です。


丁寧に”具体的に”と書かれています。

前回書いたように、やはりESでは具体的なことを求められているのが分かります。


それでは、いつものようにbeforeとafterでESを見ていきたいと思います。


before

サークルの共同記事制作のリーダーを務めた際、メンバー全員のモチベーションがどん底まで落ち、四面楚歌状態に陥り制作が滞ってしまったことが最大のピンチである。

ピンチを乗り越えて作り上げた記事は歴代最高人気の記事となった。ピンチに立ち向かうために、メンバーに愛着を持ってもらうことを意識した。

モチベーションが下がっていることの原因は、仲間意識が薄くメンバーへの愛着がないこと、また制作している記事に対する愛着がないことの2つであると考えたからである。


after

四面楚歌状態になり、共同記事制作が完全停止したことが最大のピンチである。

サークルの8人での共同記事制作のリーダーを務めた際、メンバー全員のモチベーションがどん底まで落ちたことが原因だった。当初の私は、周りが全く見えず、自己中心的であった。原因を彼らに押し付け、メンバーに対していら立っていた。

しかし、作業を進める中で、自分がメンバーについて何も知らず、この距離が、課題であると認識した。

そこで2つのことを実践した。

まず全員が集まる機会を設けた。記事のこと以外のことも自分から積極的に全員に話しかけた。

2つ目に、常に相手の立場に立ってから行動するよう心掛けた。例えば、締切設定は一律ではなくそれぞれの予定に合わせて臨機応変に変更した。またメンバーそれぞれ伸ばしたいと考えているスキルが伸びる仕事を分担した。

自然と周りを見て相手の立場に立った行動が出来るようになっていた。

そして完成した記事は歴代最高人気の記事となった。


どうでしょうか??

では次の章から具体的に見ていきたいと思います。

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