第25話 おっさん日課再開

宿に帰ると リーネさんが帰りを待っていてくれたが 随分と遅いお帰りでお二人さん とニヤニヤしてリドリーは顔を真っ赤にして そんなんじゃないよ! と言い返していたので俺は ライネルさんという職人の工房へちょっと頼みごとをしにいって遅くなったと伝えたら なぁんだ あいつの店にいってたの 元気してたあいつ? と言ってきたので知り合いか聞いたら昔の冒険者仲間で同じチームに居たそうだ。

すこしリーネさんと話をし少し遅めの晩飯をたべて部屋に戻った。


部屋についてベッドに横になりながら

一応信者が2名ほんとにふえているのか確認するためステータスをみてみることにした。


〇氏 名 アマギリ タカシ

〇種 族 ヒューマン(異世界人)

〇L V 55

〇職 業 侍(EX)2/10


〇体 力 610/610

〇魔 力 280/280

〇 力  194(3)+15

〇敏 捷 138(3)+10

〇攻 撃 553(3)+146

〇防 御 246(3)+40

〇精 神 323(3)(???)

〇状 態 


【スキル】

自動体力回復LV10・自動魔力回復LV5・毒耐性LV8・麻痺耐性LV10・索敵LV4

身体強化LV8


【特殊スキル】

時の女神の加護・忘れ去られた神々の救世主メシア・時の女神の信者(3)


【職業スキル】

刀術(侍)LV10・槍術(侍)LV9・体術LV5・投擲(侍)LV4・居合(侍)LV8

2刀流(侍)LV7・薙ぎ払い(侍)LV10・連突きLV4


【奥義】

戦刀乱舞LV10(光・闇ー火・風・水)


信者の数字が3に変わってステータスもトータル3づつ増えているのでリドリーとライネルさんは

ほんとに信者になってくれたようだ。


確認作業も信者の証のオーダーもすませやることもなくなったし 明日から日課を再開させてみようと思い今日は早めに寝ることにした。

明日からは今までより少し強い魔物を相手にしたいので朝にでもリーネさんに近場にそんな魔物が居ないか聞いてみようと思いつつ眠りについた。


目が覚めて外を見ると 日の出まであと少しという時間だったが日課の場所へ着くころにはいい時間になってるだろうと思い静かに着替え一階へおりてみるとさすがに受付には誰もいなかったのでそっと外に出ようと思ったら


「ずいぶん早いな 日課のトレーニングにでも行くのかい?」


と受付の奥から声がした リドリーの父親のペイルさんだ ペイルさんに挨拶をしついでに どこか東の森よりも強い魔物が近場に居ませんか?と聞いてみると 南のほうに湖がある森があるのでそこはどうかな?と教えてくれた。

せっかくなのでそこにいってみますというと 無茶せずがんばるんだよ? とサンドイッチをくれた。


門へ行くと今日はロベルトさんではない若い門番が居たので挨拶をし南の森の情報をさらに少しもらい南へと歩いた。


歩いて30分程だと思うが目の前に森が見えてきた。


「東の森と少し違うかな」


と独り言をいいながら俺は森の中へと足を進めた。

森の中は東の森ほど木が生い茂っているというわけではないが1本1本の太さが太く高さも高いようだった。

俺は索敵のLVも上げようと思い周囲の気配を探っていくとここからさらに南のほうに5つの反応があった。

周囲に気を配り索敵しながらその反応に気づかれないように近づいていくと5匹の剣や槍などをもった

コボルトが居たそのうちの1匹だけ一回り大きく他と毛並みの色も違うのが居た。


「あいつが群れのリーダーか?」


とさらに静かに近づいてみたが相手は犬?狼?なのであっさり俺は発見された。

しかたないなと思いサーベルを抜き群れに走っていくと グルルルル とリーダーらしきコボルトが鳴くと戦闘隊形をとり俺を迎え撃とうとしてきた。

まさか集団戦をしてくるとはおもっておらず俺はつい


「げっ!」


という声を漏らしたがその時にはもう先頭のコボルトに接触していた。

まっすぐ直線的に俺の頭を狙って槍をもったコボルトが突いてくる

俺はそれを右に立ち膝のような姿勢で膝を支点に回りながらかわしその時に槍コボルトの腹を横なぎして

1匹倒した。

すぐに2列目の剣をもったコボルト3匹が襲い掛かってきた俺は立ち上がりさらに右に回り込む

そして右上から切り付けてきたコボルトの剣をサーベルの背で受け流し体制を崩したすきに足をかけ剣を持った右手首をつかみ自分も左足を軸に回転し遠心力を使い投げる地面にコボルトが倒れると同時に左目にサーベルを突き刺した脳にまで剣先が到達したようでコボルトは即死したようだった。

サーベルを突き刺したまま他の2匹を睨みつつ奥にいるリーダーの動きも確認した。

グルルルルと再びリーダーが鳴きそれに従っているかのように他の2匹が一斉に俺に向かってきた

2匹と戦って隙ができたらリーダーが襲ってくるという作戦のように思えたので俺はニーニャが使っていた短剣を左手に逆手に握るとコボルト2匹を迎え撃つ。


左からきたコボルトの剣を短剣で受け流し勢いついたコボルトの剣はそのまま地面に当たったのでその剣を左足で踏み右から剣でついてきたもう1匹のコボルトの攻撃をサーベルを立てにして少し横へずらし

止まれなかったコボルトをそのままサーベルで首を跳ね飛ばす。

そして左足で剣を踏んだコボルトの首に短剣を突き刺し絶命させた。


自身の予定とことごとく違う戦況にイライラしたのかリーダーらしきコボルトが湾曲した片刃の大型剣を抜き俺に向かってきた。

大きく右上から切り付けてくるがさすがにアレを受けると俺のサーベルも短剣も壊れそうなので右に半身かわしてやり過ごすそして空振りしした剣の遠心力で攻撃がとまらないコボルトの右腕を下から上に切り飛ばした グワァァァァァ とリーダーが鳴き剣を落とし無事な左手で無くなった右腕の傷を抑える

俺はそのすきに大きく開けた口を横なぎに払い下顎から上を切り落とし倒した。


倒した後は死体を回収する、ダンジョンと違い倒しても魔石になることはないので死体をどうにか処理しなければならない放置するとゾンビ化するそうだ。


「リリのいうことをきいてでかいの借りてきてよかったよ」


とその場にいないギルド受付嬢のリリに礼を言う

リース代が高くついたがそれでも1日50,000ギルで借りたこのマジックバックというなの

どさ袋は今まで借りていたものの5倍以上入るそうだ。

それにコボルトたちとその装備品を入れていくまだまだ袋は膨らみもしないのでさらに森の奥へと進む

何時間くらいたったのか

あの後 同じようなコボルトの群れを3回倒し他はウォーラビットを10匹とポイズンフロッグを8匹倒したまだまだ袋は入りそうだが日の光がだいぶ高いところから降り注いでいるのにきづき

日課をおえ街に戻ることにした。

帰り道でさらにグリーンスネークという名前のくせにワニみたいな魔物も数匹倒し森を出て街に向かった。 

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