第22話 おっさんのステータス

朝目が覚めるとやはりベッドで寝れるのは幸せだなと思った。


 昨日は日がまたいでから帰ってきたというのもあるがダンジョンでの戦いの疲労のせいか今日は

すこし遅い朝になってしまった。

 いつもの日課は今日は無理そうだ。

 それと 

 よほど疲れていたせいかダンジョン内ですら見ていたあの夢を昨日はみなかった。


「さて、結局今日はなにをしようか」


と独り言をいってみるが当然返事はあるわけがない。


そうだ!女神さまの加護をみてみよう!

たしかステータスでみれたはずだな と思い


「ステータス」


と唱えタブレット画面のようなものを目の前に出し確認していく


〇氏 名 アマガイ タカシ

〇種 族 ヒューマン(異世界人)

〇L V 55

〇職 業 侍(EX)2/10


〇体 力 600/610

〇魔 力 280/280

〇 力  192(1)+15

〇敏 捷 136(1)+10

〇攻 撃 551(1)+146

〇防 御 244(1)+40

〇精 神 321(1)(???)

〇状 態 打撲・筋肉痛


【スキル】

自動体力回復LV10・自動魔力回復LV5・毒耐性LV8・麻痺耐性LV10・索敵LV4

身体強化LV8


【特殊スキル】

時の女神の加護・忘れ去られた神々の救世主メシア・時の女神の信者(1)


【職業スキル】

刀術(侍)LV10・槍術(侍)LV9・体術LV5・投擲(侍)LV4・居合(侍)LV8

2刀流(侍)LV7・薙ぎ払い(侍)LV10・連突きLV4


【奥義】

戦刀乱舞LV10(光・闇ー火・風・水)



ふむ、体力はきっと打撲と筋肉痛のせいだな。

あとは

またレベルが上がってるが・・・・職業のはなんなんだろう侍の横にEXとでてまた職業LVが2になってしまっている。


あとはスキルに2刀流がふえているのといくつかLVがあがっているくらいだな

問題は、新たに記載されている特殊スキルだな、時の女神の加護や信者はまぁ了承済みだからいい

忘れ去られた神々の救世主?・・・・救世主ってなんだ!?


と混乱していても仕方ないのでスキル説明をみてみる


時の女神の加護・・・・信者の数が増えるほどステータスUP・状態異常耐性などが小UP・様々な神にあえるかも?


・・・・・・一つ目で・・・・これか・・・・

まぁ信者が俺しかいない現状では、状態異常耐性が少しあがったというだけのようだ。

いやいやいやいや

様々な神にあえるかも?ってなんだ?なんで疑問形なんだよ!?

ま・・・・まぁいい・・・次を見れば・・・・なんとなくわかるだろう


忘れ去られた神々の救世主・・・・神それぞれにも色々ありますもんね そりゃ他神にいえないことだってありますよ そんなこんなで人々から忘れ去られた神々との縁をつなぐスキルです


・・・・・・他神ってなんだよ・・・・他人の神バージョンなのか?・・・・とりあえず色々あって

忘れ去られた神々と縁があるってこと・・・・らしい?


なんだろ・・・朝目が覚めて少ししかたっていないのにこの疲労感は・・・・とりあえず飯をくって

ギルドに行くとするか

と階段を下り食堂へ向かうと


「おはようございます!アマガイさん!! この時間に起きてくるなんてめずらしいですね!」


とリドリーが元気に挨拶してくれたので挨拶を返し まだ食事できるか聞くと もちろんです とかえってきたので朝食を取らせてもらうことにした。


席について待っていると


「おまたせしました!朝食セットです!ゆっくりたくさん食べてくださいね!」


とリドリーがいってもってきてくれたのは パンと野菜とベーコンの入ったスープだった

ありがとうといい 食べると スープが体に染み渡るような気がした つい

おいしい とつぶやいたら ありがとうございます! とリドリーが言ってきた どうやら

俺が食べるところをみていたらしい そこで昨日の報酬のアクセサリーをあげようとしていたことを思いだした


「そうだ リドリー この中に気に入ったものがあればでいいんだが よかったら1つもらってくれないか?」


とテーブルの上に指輪を3つネックレスを2つだした。


え? とリドリーがびっくりしているので説明した。


「このアイテムはこの間行ったダンジョンでドロップした品でさ、いつもよくしてくれてるリドリーとリーネさんに1つずつもらってもらいたいと思ってね 感謝と記念を兼ねてね」


小ダンジョンのもので大したものではないと思うけどよかったら選んでもらってくれないかというと

リドリーは 何度も躊躇しながら いいんですか? と聞いてきたので気に入ったのがないなら無理にとは言わないというと 気に入ったのあります! もらいます!! と 赤い宝石のついたシルバーの指輪を一つ手に取り 満面の笑みで ありがとうございます! 一生大事にしますね!! といいさっそく指につけようとしていたが


「リドリー?そっちの手に付けるのはまだはやいんじゃないかい? 私もペイルもまだ許してないよ?」


と女将さんがリドリーにいい リドリーは真っ赤な顔をして左手から右手の薬指に指輪を付けた


「おかm「キッ!」リーネさんおはようございます リーネさんもよかったら1つもらってくれませんか?」


と俺が冷や汗交じりに言う 睨まなくったって・・・・・と思っていると


「わるいねぇ んじゃ私はこの首飾りをもらうよ!」


といいネックレスを1つ選んで首に付けた なんか緑の宝石がいくつかついている金のネックレスは

異様にリーネさんに似合っていた。


「二人ともよくお似合いで」


俺が笑いながら言うと 二人とも ありがとう といってくれたので 少しうれしかった。

このアイテムなんかも地球に持っていけるのなら 妻のために沢山ドロップしたいなと思いながら

二人に朝食の礼を言い 身支度をしてギルドにむかうことにした。

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