第9話 おっさん初のチーム戦
いよいよダンジョンの中に足を踏み入れてみたが
「「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」」」
全員足が止まった
ダンジョン内部・・・・そこは・・・・・
「・・・・なんか・・・・思ってたのと違うね・・・・」
そうなのである、ニーニャが言った通りまず壁が薄っすら光っていてそこそこ明るく、
「嫌な湿度などもないですし整地もされてるような感じですね」
リオンのつぶやきのとおり外と湿度や温度もかわらずかつ、道が平らで歩きやすい
なんならダンジョンまでの道のりのほうが道がわるかったかもしれないというレベルであった。
「クリア済みで初心者向けだから整備されてるのかもね、それならそれで慣れるためにはちょうどいいんじゃないかな?」
なぜか慧がダンジョンをフォローしているような発言をし優しさを十分に発揮した。
「とりあえず、進もうぜ!ブルーノ フォーメーションはどうするよ?」
というライルの問いにリーダーのブルーノさんは
「ここにいてもなんらかわらんだろうし、さっきここの地図を買っておいたから地図に従ってすすんでみようか? フォーメーションはニーニャと慧が先頭を歩いて地図に罠などの位置も書いてあるが一応、罠などないか確認しつつ歩き戦闘になったらライルを先頭に私とアマガイ、リュートが2列目3列目にリオン最後尾に慧が弓で遠距離だな、ニーニャは遊撃だな 各自無理しないようにやってみよう。」
といい 皆が 納得し頷いたが
「いや地図を見るのはやめて自分たちでマッピングしていこう、そして各階層の終わりに地図を見て自分たちのマップが合っているか確認していかないか?」
俺の意見にブルーノ、ニーニャ、リオンは、なるほどとうなずいたがライル達ほかのメンバーは、なぜ
そんなめんどくさいことをやるんだと言ってきた。
「今後、地図が売っていないダンジョンがあるかもれない、あっても書いてない階層があるかもしれない
その地図がほんとうにあっているのかも確証がない、だからできるだけ早く正確に自分たちでマッピングする術をみにつけたほうがいい、ここはそれにうってつけだとおもう、失敗はできないし皆に死んでほしくもないしな。」
俺の発言に一同が見つめあい頷いてくれた。
「んじゃとりあえずマッピングってのしながらこの階層あるいてみようぜ!」
ライルの発言に一同 おぅ!と気合を入れ歩き始めた。
「ところでマッピングってどうやるんだい?」
リュートの発言にブルーノが
「まず右回りで行こう 歩いた歩数でおおよその距離を割り出し曲がり角などを記載していってみよう」
といったので一同全員で右に進む、いくつかの角を右に曲がった時
「この先になにかいるよ!」
と慧がいい、戦闘フォーメーションになれとブルーノがいい先頭がライルにかわり盾を構えて進んでいく
「ガルルルルル・・・・・」
20Mほど進むと二足歩行で手に剣と槍、こん棒をもった3匹の狼、コボルトがいた
「弓の射程距離になったら先制で撃ってくれ」
とブルーノが慧にいい うなずき弓を構える
さらに5mほど進んだ時に ヒュッという音とともに慧がいった弓がコボルトに向かって飛んで行ったが、コボルトが剣でそれを叩き落とした。
初撃が防がれなおかつ居場所を確認された。
コボルトたちは全速力で武器を構えながらこちらに向かってくる
俺らの射程範囲にくるまで慧は弓をうち続けた。
慧の矢はこん棒をもったコボルトの右腕を射抜いたが突進はとまらず
もうすぐ接触するというところで
「シッ」
という声とともに先頭を走ってきたコボルトが前のめりに倒れた
よく見ると眉間に五寸釘みたいなものが刺さっている
「おさき!一匹GETぉ!」
ニーニャの投げナイフだった。
次に うぉぉぉぉ!と ライルが盾で槍を受け流すと態勢をくずしたコボルトにブルーノが切りかかり
一撃で首を切り落とした。
ライルをすり抜けてこようとした剣をもったコボルトはリュートによって足止めされ
「セイッ!」という俺の掛け声で胴体を横なぎに切り払われ力なく倒れた
こうして初のチーム戦闘を勝利した。
「しっかし、鉈はねぇだろ鉈は!」
と俺の武器を見ながらライルが笑った。
「しかたないだろ?よもやこの世界に刀がないなんて知らなかったし」
そうなのである・・・・ここウルルッシュには刀がないのである・・・なぜゆえ武器がないのに侍という職業があるのか・・・・・罠か?と思ったが、よくよく考えたら戦国時代 一番槍とかいうくらいだからみんな戦の時は槍だったんじゃなかろうか?と思い返した。
しかしダンジョンについて天井が低いかもとか色々考えてた俺は刀のほうが取り回しがよくていいだろうと刀を探したがこの世界には刀自体が存在していなった・・・・のでよく似た形のツーハンドマンシェットなる鉈を手に入れたもちろん鞘付きである。
いつか鍛冶LVをあげたレオンが刀を作ってれるといっていたのでそれに期待したい。
と思いふけっていると
「じゃぁ今の戦闘の改善点をあげていこう!」
とブルーノさんがいい皆で色々な意見を出し合い話がまとまると次に進むことにした
ダンジョンでは不思議と倒した魔物は一部位と魔石だけ残して消えていくとわかった。
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