風邪をひきました 後日談(?)

 湖side


「ダリい……」

 朝、金曜日の朝、風邪がひどくなった。昨日はなんとか家に帰ってはきたが、その後寝て起きたら悪化していた。

 立ってみると視界がぐにゃぐにゃしてまともに歩けない。これはもう会社休むしかないか…

「はあ……」

 上司に連絡を入れ、隣に寝ているアイラをどうしようかと思う。まだ朝は早い。んーどうしようか。風邪を移してしまっても悪い。


 取りあえず移さないようにと、マスクを着用する。あ、朝ごはん…

 重たい身体に鞭を打ちキッチンへ向かう。


 ________________________________


 頑張ったけど倒れました。マジでしんどい。あ、アイラが起きてきたみたいだ。どうやって説明しよう…

「おはよ、ってどうしたの?!」

「おはよ…チョーっと兄ちゃん風邪ひいた。」

「ダイジョブ?」

「ああ、ダイジョブかもしんない…」

「かもしれない?」

「あはは、…わあ、あんなところにゲーム廃人が見えるよー(棒)」

「壊れた…」

 ヤバい。なんか『I♡人類』とか書いたTシャツ来てる男が見える…

 立ち上がる。あ…

 上目使い&涙目

 これ死んだわ。その瞬間、幸せ死にしました、まる


「おにーちゃん!?」

 

意識の途絶える瞬間そんな声が聞こえても来ましたが、

対応できませんでした、

 ごめんな、アイラ…

風邪じゃなくてもお前の可愛さでもう死んでも悔いはないよ…

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