風邪をひきました


 湖side


 朝から頭がぼーっとする。何かと頭痛もする。でも今は会社だ。休むわけにはいかない。でも、コレ結構やべえ、倒れなきゃいいけど。

「はあ…」

 朝アイラに大丈夫とは言ったが…すると、

「おい、いずみ。」

「あ、はい。なんでしょうか。」

「この・・・・」

 仕事の相談だった。上司からの指令に逆らうわけもなく、俺はすぐその仕事に向かう。ある大手会社の社長との面談だ。こんないっぱしの俺が行ってもいいのか…?でも行くしかない。

「はあ…」

 ため息をつき会社に入っていった。


_______________________________


 やっと終わった。

 ヤバい…マジで疲れた。頭がガンガン言っている。死にそう。でも今日の仕事はここで終わりだ。さっさと帰ろう。

 家に着く前に倒れたりなどしたら大変だ。早く帰らないと。アイラが待っていてくれるはずた。


 何とかふらふらになりなりながらでも家に帰った。電車はマジで死ぬな、あれ。がったんごっとんいうたびに頭響くし、人多くていつものまして 眩暈はひどいし。


 はあー

「ただいま・・・」

 すぐに白い塊が走ってきた。

「おかえりなさい!」

 その笑顔に癒される。心配をかけぬようにと努めて笑顔を作り

「今日は何してたんだ?」

「えっと今日はね・・・」


 こんなアイラが隣にいる生活が今一番幸せで、誰にも壊されたくないと思うのだ。


 ファンファーレなりっぱなしの頭の隅っこでそう考え、微笑んだ。

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