第2話お前さ、悪魔じゃね?

俺、如月碧はものすごく困惑していた。なぜなら……


「いやぁ、そんなに怖がられちゃうと我的に結構傷つくんだけど」


目の前に居たのが見た目が悪魔っぽい中年男性だったからだ。


……

………

……………


「って!どういうことだよこの野郎ぉお!!」


「いや、我に言われても」


「お前が俺を召喚したのか!?あぁん!?」


「ガラ悪っ!想像の1.2倍くらいガラ悪いよ!」


「もはやほぼ想像通りじゃねぇか!!さっさとどういうことか説明しろやぁ!」


「いやね、我がね、君をね、召喚したってことなのね、おけ?」


それは分かる……だが問題は……


「お前さ、悪魔じゃね?」


「あっ…うん、そうだね。悪魔種だね」


「えっ?なんで悪魔が俺のこと召喚しちゃってんの?俺人間だよ?」


「知ってますけど?」


「普通はさぁ、人間の王様が魔王軍に対抗する為に勇者として俺を召喚するんじゃないの?」


「そうか、君はこの世界については疎いか、当たり前か……

よし、では我直々にこの世界の今の状況について説明してやろう」


〜魔王説明中〜


「はぁぁぁあ!?」


「え?分かりにくかった?じゃあ簡単に言おうか、魔族と人族の戦争は400年前に終わって今は平和そのもの、そんで君は我が暇だったから異世界人でも召喚するかぁ…って思って召喚したの」


俺は……もう人生を諦めたくなったぜ


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