第08夜 中古の洗濯機
弟が、中古の洗濯機を買ったらしい。
その洗濯機はなぜかぼくの部屋の中に置かれていて、少し邪魔だなと思った。
服の取り出し口が上ではなく横についているタイプの洗濯機で、中古とは聞いていたが中々に綺麗な一品に見える。
なんでも、その洗濯機にはミニ冷蔵庫と電子レンジの機能もついているらしい。
部屋の中にミニ冷蔵庫があれば確かに便利だ。
これは中々に良いものを買ったものだとぼくは思った。
しかしながら、レンジ部分の扉を開けてみると、そこはとても汚れていた。
ずいぶんと使い古されて、油汚れがこびりついているような感じだ。
しかも、なぜか真っ黒でレンジの中というよりは魚を焼くグリルの中のような雰囲気すらある。
それを見てぼくは、レンジ機能のほうはあまり使いたくないなと思った。
夢日記 双頭アト @soutou
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。夢日記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます