雑誌連載初体験記ー鍵は編集者と確定申告、そして未来へ

はる(haru8)

月刊誌 連載突然 降って来たーご依頼に纏わる諸々

連載執筆開始編

第1話 ご依頼はある日突然やってきた

 新年度より、本業で月刊誌に年間連載をすることになりました。

 それに一番驚いているのは本人です。


 これまで単発のご依頼で書いたことは数回あり、NPOの広報誌や新聞など公共性の高い誌面には無料で何度か協力したことがありました。また、シリーズものとして数回程度の寄稿は経験していましたが、いわゆる有料&年間通しでの連載は初めてのことです。


 カクヨムにはプロのライターさんも多数おられて、いまさら私如きがエラそうなことを書くのもおかしなものですが、勝手気儘に思ったこと感じたことを記録するエッセイとして綴ってみようと思います。

 カクヨムの書き手の皆さんが目指す小説や文藝の世界とは異なる本業分野でのことですが、未来ある方々に何某かお役に立てたら幸いです。


 では、まずは連載のご依頼が来たところからスタートします。


 それは昨年の、晩秋のある朝のことでした。

 書斎でパソコン仕事をしていると、ピンポーンとベルが鳴り、応対するといつもの宅配便のお兄さんです。 


 届いたのは分厚い書類封筒でした。

 差出人を見ると本業分野の大御所が多数寄稿なさることでよく知られた出版社名には見覚えがあり、若輩ながら私も以前に単発で原稿を書かせて頂いたことが数回ありました。


 開封すると、その出版社が刊行している某月刊雑誌の最新号が出てきました。

 たまに仕事関係者から雑誌や本の寄贈を頂くことがあるので、もしかしたらと思いつつ、でも思い当たる人はすぐに浮かばず、添えられた手紙を開封したところ、

「新連載 ご担当のお願い」の文字が飛び込んできました。


 はあ?


 目がテンになりました。

 それは、あまりに突然の出来事でした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る