感染言語 (第15回座談会公開済み)

エントリー#17


作品名  感染言語

作者名  正位置の愚者

作品URL https://kakuyomu.jp/works/1177354054881065478



作品のキャッチコピー、あらすじ

『ぼくらの言葉が、ぼくらになる。』


ある朝、ぼくが目を覚ますと、窓の外でパノプメタコノ語を話す人が山刀で叩き殺されているのが見えた。



作者からの一言、メッセージ


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座談会


ななせ「第十五回『座談会』を開催しますん」


七瀬 「どっちなんだい?」


ななせ「よーい・ドン! で開催しますよー。それじゃあー、よーい・うどん!」


七瀬 「…………」ドテッ


N氏 「このネタが分る人はいるのだろうか……?」


ななせ「今回の作品は『感染言語』。作者さんは正位置の愚者さん。この企画がはじめましての作者さんですね。短編を中心にたくさんの作品を公開している方です」


https://kakuyomu.jp/users/koala


七瀬 「今回の短編は何だか空恐ろしい世界の物語だったね。『パノプメタコノ語』という言語を話す民族がいて、その言語を話す人間は殺しても構わないという驚愕の世界だ……」


ななせ「そうですね。主人公たちは、過去に『パノプメタコノ語』を話す民族に虐殺された過去を持っているんですけど、その時に憎しみや怒りが言語に深く結びついているんですよね。これは実際に現実にも起きていることで、ある種メタファー的な構造をもった物語ですね」


N氏 「それと同時に、この物語は伊藤計劃直系、それも氏の短編である――『セカイ、蛮族、ぼく。』の雰囲気を強く受け継いでいるように思う。『セカイ、蛮族、ぼく。』に関しては、下記のリンク先に全文が公開されているので、興味のあるものは一度読んでみるといいだろう」


http://randambutter.blog.shinobi.jp/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E8%A8%88%E5%8A%83/%E3%82%BB%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%80%81%E8%9B%AE%E6%97%8F%E3%80%81%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%80%82


ななせ「何気ない日常から一気にスイッチを入れて倫理観の無い凄惨なシーンに繋がる瞬間は怖いですよね。僕たちの価値観や道徳というものがまるで通用しないある種の別世界を見ているような気がします」


七瀬 「最後に、僕たちの理解できる普通の優しい日常に帰っていくところが、またこの世界の怖さを助長しているんだよね」


ななせ「そうですね。短い中に人間の怖さがギュッとつまった物語だと思います。それでは今回の座談会はここら辺で終わりにしましょう」


七瀬 「子守唄を聞きながらぐっすりと眠りたいね」



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