普通の授業
初日の騒ぎがうそのように静かになった。
学校の授業は出ているけど、教室にはいないので騒ぎに巻き込まれないだけだけど。
私の前には液晶パネルそこに画像は写し出され壁にある拡声器から先生の声が流れている。
この部屋には電球が3つと机についた電機のみ。
結局、両親は連絡とれるような場所にいないので特別室で勉強て形になったのだ。
こう見てると、普通じゃん………ただ勉強内容てきに少しレベル高いから苦戦するだけで。
私が受けているクラスは一年生の教室があつまる場所にでる角の隠し部屋、いかにもお嬢様ですお坊ちゃんですという生徒達が毎日普通に授業を受けている。
ちなみにこの学校、隠し部屋があちこちあるらしい。
葉月と美月の双子はそこを良くしっていてサヨさんが作ったメカの試運転という案に便乗してここを使うことを提案してくれたというわけだ。
『トシヤのほうが根性あるわ。ユラはトシヤを選んで良かったわね。』
トシヤさんはユラちゃんのことを学校に向かいにきたりどうどうとれいのエステのある『ハーブガーデン』に一緒に来たりするのでお嬢様がたもなにもいわなくなったらしい。
ユラちゃんも強いな………昴とトシヤさんに育てられたから慣れているのかしら?
[ルーちゃんも牧場こない?今日はリンさん達がくるから泊なんだ。]
ユラちゃんからメールが来ていた。
またリムジンとかでいかないならいいけど。
[瑠璃安心しな牧場までは俺が車で一緒にいくよ。久々に菜穂にあいたいしな。]
めずらしくたっちゃんからメールが入っていた。
ヒーちゃんがそうとうきれてメンバーの前で昴に説教してたからなあ。
説教された本人は東京に仕事いっちゃったけど。
[いいけど自分でボートで駐車場まで行くから向かえいらないからね。]
ユラちゃんにメールをしとく。
体育の授業で教室には誰もいなくなった。
そういえば、昴とあんなふうにぶつかったことなかったな。
場所も離れてるから1日1日が大事で感情を爆発させることなかった。
そりゃあね多少の嫌みはあったよ会場で呼び出されたりとか、そのたんびにヒーちゃんが表れて追い払っていたけど。
私も守られてるんじゃん。
そんなこと考えながら窓の外をみるもう秋になって色づきはじめた葉っぱ達がユラユラゆれている。
特別な人と付き合うには特別扱いされきゃならないのかしら?
この部屋の棚に収まった古いレコードとCDを見つめながらそう思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます