反発パニック

「キャー竜馬さま。」

私にもボディーガードついた蔵元家の二番目、竜馬さん。

メガネが似合うイケメンだけど武道の達人なんだそうだ。

「それではまた帰りに向かえにきますんで。」

入り口で例のかすみさん達に引き継ぎ竜馬さんはたいさん。

「瑠璃様、この後はディナーがありますわ。ユラ様は今日は乗馬の日になるますわ。」

へっ?ディナーてまだあるのもうお腹いっぱい。

乗馬て………ユラちゃんほんと御姫さま、見ためもおっとりしててお嬢様だけどね。


「先生、猫に机をのっとられたんで帰ります。」

帰ろうとした葉月を捕まえ葉月の机に乗っていた猫はロッカーへ………ニャー!ガタンガタン!「先生、猫は外に出したほうがいいと思います。」

メガネをした少年がそう言ってロッカーの暴れる猫を抱えてでていく。

「葉月、お前はこのドリルをしっかり授業の後にやるように。」

分厚い問題集を置く。

「美月、今は化学の授業じゃない。」

やっと授業がはじまる。


「私は瑠璃姫を船着き場まで送るからカスミ、姫をたのんだぞ。」

授業が終わるとチカが言う。

「いいです。一人で行けます。」

一人にしてください。

「リョウニイがこれないときは私が御守りするのが義務ですから。」

他の人の視線がいたい、そりゃそうだ転入生なのにこんなあつかいじゃ白い目で見られるわ。

「玲香さん、文句あるなら昴様に直接申し上げてくださいませ。」

カスミサンににらまれ玲香と呼ばれた少女とまわりの女の子達がちかずいてくる。

「貴方のお父様はどこのグループのかたかしら?」

グループじゃないようちの父親は………

「失礼な瑠璃様の母上は月海司、⚪塚の主役ですわ。」

いや元です元、今は父親ピッタリのただの奥さん。

「⚪塚の元男役ですわね。私、春元財閥の娘、昴様に相応しい身分ですわ。」

私が相応しくないといいたいんですね。

「そんなに行きたいならどうぞあなたが行ってください。ディナーなんて私行きたくないんで。」

ムカついたので一言はなって私はスタスタと教室をでた。


「きにしちゃだめだってルリちゃん。」

ユラちゃんが追っかけてきた。

「私は普通の中学生なの。特別あつかいしないで。」

ユラちゃんにあたったけど本音、もとの中学に戻してもらう。

こんなことが今後も続くんじゃやってらんない。


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