第65話

獣魔の本拠地の城内、地下2階で邪竜ダハーカと遭遇、そしてダハーカを倒したと思ったのも束の間、ダハーカは再生能力で復活していた。


そして総攻撃の末


「皆退いてー!疾風斬!」


とクローディアが剣を構えた状態から、振りかぶるとカマイタチの様な斬撃が、空気を切り裂く音と共のダハーカに向かって行った。


するとダハーカは左右に、真っ二つに切り裂かれた。


だけど


「また元に戻って行く!」


とレーナが叫んだ。


「皆さん!離れて!ライトニングアロー!ストーム!」


ディーナさんの上級魔法攻撃、無数光の矢がダハーカに貫通攻撃をした。


ディーナさんのエルフの戦士の魔法攻撃は、防御魔法では防げない。


「ダメだ!矢張り再生する!」


とジュニさんが残念そうに言った。


「勇太!あたしに代わりな!」


とガラナが話し掛けて来た。

何か考えがあるのか?


俺はガラナに代わると


「えー!急に変わったー!誰ぇー?」


とテディスが驚いた!


まあ未だテディスにガラナの事、言ってなかったからなぁ


「ガラナに代わっただに~。」


とニャーニャ


「暑苦しいねぇあんた達!」


とガラナが鬱陶しそうに言った。


まあ二人共ガラナに代わる前から、へばり着いてるからねぇ。


「キャリブレーン!あたしと一緒にファイアーハイケーンだよ!」


とガラナが後衛のキャリブレーンに向かって叫んだ。


「ふん!解った!相乗効果だな!」


と応えるキャリブレーン。


「リスミー!あんたは無効化だ!」


「えー!?ガラナに代わったの~?ユウちゃんに戻しなさいよ~!」


とリスミーさん!


こんな時までバカ言わないで・・・


ディーナさん、レーナさん、クローディア、ハニッサさんそしてジュニさん達は、リスミーさんを援護しながらダハーカに接近、そしてついにリスミーさんは、ダハーカに無効化の棍棒をタッチさせた。


「あんた達!後退するんだ!キャリブレーン!」


「ああ、まあ俺一人でもいいんだがな!ファイアーハイケーン!」


ガラナとキャリブレーンのダブル上級魔法攻撃、ダハーカは炎の竜巻に覆われ、燃やし尽くされて行く。


「遣ったかぁ?んー?」


とハニッサさん。


「また再生して行く!何故だ!」


とキャリブレーンが言った。


「あれを見て下さい!」


とリディアンさんが指差す先を見ると


「何だ?あの肉片は?んー?」


とハニッサさんが不思議そうに言った。


「奴め!棍棒が触れる手前で分離したのか!」


とキャリブレーンが悔しそうに言った。


「だったら、取って置きを噛ませてやる!」


と続けてキャリブレーンが言った。


「正か!そんな魔法、私達毎倒す積りですか!あれを落とすなんて!」


とリディアンさんが取り乱している!とんでもない上級魔法なのか?


その時


「勇太?私と仮契約するぴ。」


と風の聖霊エアリアルが話し掛けて来た。


「本来はエルフ教の教会で契約するぴ。だけど今は無理ぴ。今回だけぴ。」


と続けてエアリアルが説明してくれた。


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