第57話

俺達は魔族と合流して、獣魔達との最終決戦にむ向かおうとしていた。


そしてグッドスピードにマテリアルチェンジで作成した、多数のフライヤーユニットを装備した、ストライクランダーと砦村の人達、ユニコーン族、ダークエルフ達にリザードマン達、そして俺達を乗せて発進仕様としていた。


「済みませんスタインさん、スタインさんの顔を潰す形に成って仕舞って・・・・」


「何を言うんだ空渡君、どの道獣魔を倒したら次はジャンドゥと戦わなければ成らない。順番が変わっただけさ。」


気負いする俺にスタインさんは明るく、気さくに話してくれた。


其れと後からヘルハウンドのザンナさんとルナールさんに、青龍とグランヴェルグが搭乗し、ブリッジに集まった。



グッドスピードブリッジ



「行くぞ!野郎共!」


とアードラさん。


だからね・・・・


俺達はグッドスピードで獣魔の本拠地へと向かった。


ジャンドゥの破格した前戦基地を越え、暫く西に進と


「ん?あれは何で御座るか?」


とリザードマンのライケンさんが何か見付けたみたいだ。


「確かに何かが居るので御座るよ。」


とユニコーン族のブラークさんとエルティナも


「獣魔の大群だ!ストライクランダー隊!発進!」


とアードラさんが叫んだ!


前方に飛翔する獣魔の大群が前方を覆う様に現れ、それを目の当たりにしたホージョーさんやレーナさん、クローディアとハニッサさん、メーナ、そしてリスミーさんは驚愕した!


「ユウちゃん!」


とこっちを向きリスミーさんが促した。


「待って下さいアードラさん!俺とガイバーンが先行して、進路を開きます!」


俺はアードラさんにフラッグキラーとガイバーンの高出力ビーム砲で、獣魔の大群を凪ぎ払う事を告げた。そしてその後にストライクランダー隊に残存する獣魔達を殲滅する様に話した。


「うむ!頼みましたぞ!空渡殿!ガイバーン殿!」


「ガハハハ!任せて下され!アードラ殿!さあ行くぞ!勇太よ!」


とブレスレットのガイバーンが意気揚々と俺に話して来た。


「待って下さい!私も行きます!」


と突然ディーナさんが話し掛けて来た。


俺はディーナさんをガイバーンに乗せた。


ファァァァァン!ファァァァァン!ファァァァァン!ファァァァァン!


「勇太は1番カタパルトから、おっちゃんは2番カタパルトから発艦するだに!」


「誰がおっちゃんだ!」


と光の速度でニャーニャに突っ込む、ストライクフライヤー形態のガイバーン!


「フラッグキラー発艦する!」


キィィィィィィィン!


ズシュュュュュュュン!


俺はフラッグキラーに搭乗すると、グッドスピードの前方に突き出した、4つの発進口の上の段の右側から発艦した。


「ガイバーン発艦する!」


キィィィィィィィン!


ズシュュュュュュュン!


ストライクフライヤー形態のガイバーンが、上の段の左側の発進口から発艦した。


「御武運を。」


アードラさんから通信が入った。


「凪ぎ払うぞ!ガイバーン!」


「ん?待つのだ勇太よ!獣魔の大群の前に他の天上界の種族達が前衛として出て来たぞ!」


とガイバーンが止めた。


奴等は他の天上界の種族達を、露払いにする積もりか!


すると


「空渡さん!貴女方エルフの戦士の姿を見せれば、きっと此方側に付いて呉れます!」


と通信でリディアンさんが提案して来た。


俺とディーナさんはコックピットから姿を現すと。


前方からざわめきと歓声が上がり、こっちに向かって来た!


そして次々と此方側の隊列に加わって来た!


ペリ族とピクシー族が加わり、フェアリー族やセイレーン族も


だけど未だ魔族達が残っていた。


グッドスピードブリッジ


「この娘は返すぞ。」


グランヴェルグが放れると、元のメイユウに戻った。


「ワシも行くぞ。」


青龍もハーピーから放れると、


「此処は何処なのだ?」


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