第45話

俺とガイバーンはゴーレムに襲われる、グリフォン族の城砦村に到着した。


グリフォン族の城砦村内


「鉄の鳥が凄い早さで通り過ぎたわ!」


「鉄の鳥がゴーレム達を攻撃してる!」


俺とガイバーンは戦闘空域を突っ切り、村の外のゴーレム達をミサイル攻撃して、また来た東側の村の外に戻って来た。


「着地してグリフォン族の女戦士達に加勢しよう!」


「了解!」


ガイバーンはストライクランダーに変形してゴーレムとグリフォン族の女戦士の前に地着地した。


「マテリアルチェンジ!ガトリングガン!」


俺はガトリングガンをガイバーンの両手に装備した。


グリフォン族の城砦村内


「さっきの鉄の鳥が、鉄巨人に成って降りて来たわ!」


「前から獣魔のゴーレム、後からは鉄巨人!」


「向かい打て!」


と攻撃仕様とするグリフォン族女戦士達。それに対して俺は!


「待ってくれ!貴女達に加勢する!其とゴーレムから離れて!貴女達にも当たって仕舞う!」


「鉄巨人が話したわ!」


「何だお前は!」


と敵意を見せるグリフォン族の女戦士達、だけど俺は


「いいから早く!」


と言い放つ。


俺はゴーレムの近くに居るグリフォン族の戦士に離れるよう促した。グリフォン族の女戦士達は、怪訝な表情を浮かべながら離散した。俺はガトリングガンをゴーレムに向けて発射した。


「一斉射!」


ブォォォォォォォォォォォォン!


激しく落ちる薬莢、ゴーレムの体をどんどん砕いて粉砕していった。


「凄いわ!私達が苦労して倒すゴーレムを、簡単に粉砕するなんて!」


グリフォン族女戦士達が驚いていた。


「ガイバーンは村の中のゴーレムを撃破したくれ!俺は地上の獣魔を撃退する!」


「了解!」


俺はガイバーンのコックピットのハッチを開け、外に出て姿を現した。その瞬間!


「貴様ダークエルフ!」


とグリフォン族の女戦士達が身構えた!

俺は構わず獣魔達の居る所まで飛び立ち、獣魔達を次々と倒し始めた!


「何に!このダークエルフ!味方のハズの、獣魔達を攻撃しているわ!」


「それにダークエルフが格闘術を使っている!」


「でも強い!」


グリフォン族の女戦士達が驚いていた。天井界では未だダークエルフ達は、獣魔達から離反して居ないのか?ディーナさん達は?他の皆は?


俺は辺りの獣魔達10体を倒し、ガイバーンも辺りのゴーレム達を一掃した。


すると後から、グリフォン族の女戦士達十数人が集まって来て、その中の指揮を取っていた見た目17位?俺と同い年?のグリフォン族の女戦士が話し掛けて来た。


「私はメーナこの隊を指揮している者よ。貴女は一体何者なの?其にあの鉄巨人や鉄の鳥は何なの?」


「俺は勇太、空渡勇太。異世界から来て、このダークエルフの女の人、ガラナに憑依した人間の男だ。其とあの鉄巨人は俺の相棒のロボットであり飛行機のガイバーンだ!」


「その声はさっきの鉄巨人の声!」


とメーナさんが驚いていた。


「うむ!私の名はガイバーン!勇太のサポートメカだ!」


「鉄巨人が話した!」


と他のグリフォン族の女戦士が驚いていた。


「ロボット?ヒコーキ?ソラワタリユウタ?異世界から来た人間の男!?ダークエルフに憑依!?く!何て事なの!何故エルフでは無くダークエルフ!?何故異世界の人間のなのに男の魂なの!神の悪戯か!」


とメーナさんが頭を見上げ、両腕を振り下げ拳を握り締め、激しく怒りを露にした!


「ごめん・・・その一旦は俺にも有るんだ・・・。」


俺はその時の事情を説明した。


「其は仕方ない・・・同じ立場なら同じ事をしたでしょう・・・・。」


眉間にシワを寄せ、うつ向き呟くメーナさん。


「・・・・でもエルフ殿が復活成されて居たとは・・・・で、今、エルフ殿は何処に?」


俺は此までの経緯を、メーナさんに話した。


「地上のダークエルフと地上の人間が共闘?其にユニコーン族とリザードマン達が加わった!そいつ等が天井界に来て居る!?」


驚くメーナさん。


「所で教えて欲しい事が有るんですが?この辺りで強襲揚陸鑑!?空飛ぶ鉄の船を見ませんでしたか?」


「いえ、良いよ敬語は、見た所同い年見たいだし、ん~・・・そう言えば村の者が昨日西の方で、煙りを上げた鉄の船が3隻飛んでいるのを、見た様な事を言ってたね。」


「勇太よ!」


「うん!何者かに襲われた可能性があるね。」


「だが勇太よ!3隻共通信装置が壊れて居るだろうか?」


「まさか!」


その時シャトルから到着の通信が来た!


「仲間が到着した!仲間がゴーレム達を背後から誘い出すから、メーナさん達は防衛ラインを上げてくれ!そしてゴーレム達が村から出たら、強力な兵器で一掃するから!」


「強力なヘイキ?・・・・解ったわ!皆に伝える!其とメーナで良いよ!」


「うん!解ったメーナ!其じゃ後で!」


俺は村の中の獣魔達を倒し続け、ガイバーンは村の中のゴーレム達を攻撃し続けた。



ゴーレム達の後方、グリフォン族城砦村の外


リスミーはシャトルを少し離れた森の中に隠して、ストライクタンダーでハニッサと出撃した。


「行っくわよぉ~!」


「姐さん、あんたのこん棒を使えば、簡単じゃ無いのかぁ?んー?」


「リアルロボット系は武器で攻撃するのが、仕来りなのよ!そんなピコピコハンマーで光になれー!見たいな事しちゃダメなのよ!ハにちゃん!」


「ハニちゃん!?・・・・と言うか、言っている意味が解らないんだがよぉんー?」


「そんな事より行くわよ!ハニちゃん!其とお姉ちゃんね!」


「お!?おね・・・・とか言いながらゴーレムを殴り倒してるんだがよぉんー?まあ、あたしは嫌いじゃ無いがよぉんー?」


「此処は乗りで行くのよ!ハニちゃん!」


「もうめちゃくちゃだぜぇ姐さん!だが大部倒してるなぁ、全く姐さんには敵わないぜぇんー?」


グリフォン族の城砦村内


「よし!ゴーレム達が村から出たぞ!ガイバーン!」


「了解!マテリアルチェンジ!ストライクガンナー!」


ガイバーンは砲撃形態ストライクガンナーに変形した。俺はゴーレム達の後方に居るリスミーさんとハニッサさんを撤退させた。


「ファイアー!」


強力な光学兵器がゴーレム達を溶解して行った。


「終わった・・・・。」

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