第40話

俺達は天井界に危うくながらも到着した。だけど、ホージョーさんの中の人格、軍曹を失って仕舞った・・・・。其の代わりに現れた人格は悪の大魔道士キャリブレーンだった。


俺達はリディアンさんの提案で仕方無く、キャリブレーンを同行させた。


リディアンさんはキャリブレーンをホージョーさんから、追い出す方法何か知っているか?何かそんな気がした。其にしてもキャリブレーンの目的は何だろう?


「ふん!そうか、天井界に居るのか。ん!?ハハハ!そう警戒するなよ。アンタ等に憑依するつもりは無いぜ。今は人手が必要だからなぁ。まあ其の時は、真っ向勝負して勝ってから憑依する、其が俺の流儀だ。」


とキャリブレーンが言った。

変な所が律儀な奴だな。


「暴虐無人ながら卑怯ではありません、一応信じましょう。」


とリディアンさんが警戒を解いた。


「其にしても周りは岩だらけで薄暗いなぁ。此じゃ人は住めないだろうな。」


と俺は呟いた。其の時!


「あそこに誰か居るだに!」


とニャーニャが指を指した!

其の先を見ると100メートル位先の岩の蔭から、人影が現れたのが見えた。


「ん!?こっちに来るぞぉ、んー?」


とハニッサさんが言った。


「皆さん気を付けて!」


とリディアンさんが警戒を促した!


「どんな奴だろうとこの俺がやっつけてやるぜ!」


とキャリブレーンが息巻いていた!


どんどん其の人影が近づく、すると


「あれは鬼族の女性ですね。」


とリディアンさんが教えてくれた。


「変わった服を着てるね勇太。其に額に角が生えてる。」


とクローディアが言った。


「ん!?あれはパイロットスーツ?」


と俺はクローディアに応えた。


「ちょっとちょっと!何暴れてるのよ!危ないじゃない!」


と鬼族の女の人が怒って現れ

続けて


「其に其所のキミ、ただのダークエルフじゃないね?ちょっと来て!」


「あ!ちょっと!」


鬼族の女の人が俺を強引に手を引っ張って行った!


「お待ちなさい!」


とリディアンさんが鬼族の女の人を止めた!


「大丈夫!捕って食いやしないよ!」


と鬼族の女の人が明るく言った


「勇太に変な事しないでしょうね!」


とクローディアが言った。変な事って?


「変な事って?」


と少し間を置いて、鬼族の女の人が顔を赤らめて


「と、兎に角この子はちょっと連れてくよ。」


と俺は少し離れた岩影に連れて行かれ、壁ドン!いや岩ドン!去れて


「キミ、この服を見てパイロットスーツと言ったね?キミ何処から来たの?」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る