第2章天上界編

第39話

俺はハニッサさん、ニャーニャ、クローディア、リディアンさんと共に天井界に行く事を決意した。


翌朝


「其では行ってきます!」


「御気を付けて。」


ん!?ホージョーさん?

屋敷からホージョーさんが歩いて来た。


「コラー!何をボーとして居るかー!」


「おーっと!軍曹かぁ?んー?」


「少尉殿!私も行きますぞ!」


「ホージョーさん!いや軍曹!俺はホージョーさんが一緒に行くのは反対です!」


「此はアリサの強い意思でもあるのでありますよ。私は其の代弁者の様な者であります。」


「軍曹、貴方は一体?」


「私は軍曹、それ以上それ以下でもありませんぞ!ハハハハハ!では出撃であります!」


ストライクランダーとシャトルを操縦法知っている軍曹はやっぱり・・・


レーラさんとメイド達に見送れ俺達はシャトルに乗り込み飛び立った。

そして上空の靄に突入した時俺は、此のまま行けば元の場所に戻れるんじゃないかとまた、ふ、と頭を過った。いやダメだ!ディーナさん達を助けに行かなきゃ成らない。そうこう考えている内に靄を突き抜けた。

其の時、上昇していたハズが、急に降下し始め其の先には地上が在った!


キューイ!キューイ!キューイ!キューイ!キューイ!


警報!?


「軍曹!どうしたんですか!」


「エンジンの出力が低下しているので有ります!」


「何処か難着陸出来る所で着陸しましょう!」


「了解であります!」


軍曹は開けた場所を見付けシャトルを難着陸させた。でも、軍曹は操縦席で頭を打ち気を失っていた。俺は皆を外に連れ出しシャトルから避難させた。そして軍曹を担ぎ出し地面に寝かせシャトルに戻り、2機のストライクライダーのチェックをした。


「くそ!動かない!ガイバーン!」


「・・・・・。」


俺はガイバーンを何度も呼んだけど、返事が無かった。


そんな・・・


俺は気を取り直しシャトルから出て、寝かせて居る軍曹の様子を見た。


すると


「う~ん、ん!?軍曹の反応が無い、ハハハハハ!此れで俺は自由だ!」


「軍曹?」


軍曹が気が付き起き上がった、けど様子が変だ。


「おい!此処は何処だ!」


「お前!軍曹じゃ無いだにな!」


とニャーニャが何かを察知した様だ!


「てめぇ、誰だ!」


とハニッサさんが身構えた!


「グラビティーウェーブ!」


と軍曹?が息なり魔法攻撃をして来た!


「リフレクトフィールド!」


空かさずリディアンさんも防御魔法をした!


「何て奴等だよ!詠唱無しで即効魔法かい!」


とガラナが驚いていた。


「私達を殺す積りですか!」


とリディアンが険しい表情で叫んだ!


「アンタ遣るじゃないか!ちょっと試させて貰ったぜ。」


「其のグラビティープレッシャーを横に使う遣り方は?は!

お前はキャリブレーン!」


とリディアンさんが誰か解った様だ!


「誰ですか!」


と俺はリディアンさんに聞いた。


「大魔道士キャリブレーン!

千年前の大戦で一人で獣魔に挑み敗れ、転々と誰かに憑依して乗っ取り、能力を奪い十年くらい前から消息不明に成っていたハズでしたが。今度はホージョーさんに憑依していたとは!またこの男と会うとは不愉快です!」


「つまり敵なのね!」


とクローディアが身構えた!


「アンタには大きな力があると思ってなぁ。まあ今はアンタ達に協力するぜ。」


と不適な笑を浮かべながらキャリブレーンが言った。


「軍曹さんが今までキャリブレーンを抑えていたみたいだね。軍曹さんが消えた今、キャリブレーンが自由に成ったみたい。」


とクローディアが言った。


「軍曹・・・」


と俺は悔しかった。


「あの男には気を付けた方が宜しいです!」


とリディアンさんが可也警戒している。


「ホージョーさんから出て行け!」


とキャリブレーンに向かって叫んだ!


「ふん!時期が来たら出て行って遣るよ。」


とキャリブレーンがまた不適な笑を浮かべながら言った。


く!


「いけ好かないねぇ。」


とガラナも悔しさ紛れに言った。


「そう毛嫌いするなよ、仲良くしようぜ。」


とキャリブレーン。コイツ!


「てめぇ!よくも御嬢を!」


とハニッサさんが怒りを露にして言った!


「待って下さい!今は其の時ではありません!其に今は大きな戦力が必要です。今は悔しいですが同行させましょう・・・・。」


とリディアンさんが慌ててハニッサさんを止めた!


仕方無く俺達はキャリブレーンを同行させた。

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